「気にしい」さんへ

あなたは人に言われた言葉が気になりますか

特に批判的な言葉を言われるとずっとそれが引っかかったりすることもあるでしょう。

どうしてそんなに気になるのでしょう

人にだめな人だと言われたからといって、あなたが「ダメ人間」に決定したわけでもないのに、、、。

人から何か攻撃的な言葉を投げつけられたとき、その人の攻撃のバイブレーションがこちらに向かってくるところもあるので、確かにちょっと痛いような、とげとげした感覚ってあります。でも、あなたがそれによって傷つけられるというものではないです。

それなのに、なぜ気になるのか

なぜ傷つけられたと感じるのか

それには２つの理由があります。

一つは、あなた自身が、自分というものの本質が腑に落ちていないということ。

本当はすべてなるものであり、どこも何も欠けたところがない。

ありのままで完全なのだという、その真実が腑に落ちていないのでしょう。

もう一つは、自分で自分を傷つけているということです。すべては自分でもありますから、あなたに攻撃的な言葉を投げかけたその人も、実はあなた自身でもあるのです。

自分が自分を認めていないから、それを人を通して知らされます。

つまり、あなたが自分のある部分に関して、自分を認めていないし、好きではないし、ダメだと思っているということです。

人に攻撃されているようで、本当は自分が自分を攻撃している。そしてその自分の中で認めていない部分は、あなたに認めてもらって統合されるまで、ずっとアピール＝「人から言われる」という状況を引き付けます。

ですからちょっと何か言われただけで、しょげたり、気になってしまう「気にしい」であるならば、あなたは自分のことを少しも認めていないということです。自分が自分をしっかり満たせばいいだけなのに、そこには意識が向かないので、何か目に見える成功や肩書き、収入などでそこが埋まれば、きっと自分は何も気にならなくなるだろうと思ったりするのです。

成功しても、肩書きが立派でも、高収入でも、美貌を持っていても、それは決して埋められないものなのに、、、。

あなたがあなたのすべてを受け容れて、愛することが一番の早道であり、エネルギー的には一番のエコなのに、わざわざ燃費の悪い、消耗の激しい道を選ぼうとしてしまう、、、。

でももちろんいいんですよ。その疲れる道を、自分が好きでやっているという自覚があるなら、それもあなたという人生の台本です。

私も昔はそういう外側に何らかの存在証明みたいなものを作ろうとしていたこともあります。でもそれはやはりむなしいし、疲れます