忘れないうちに愛を伝えておこう！

おはようございます。

だいぶ暖かくなってきて、もうコートもいらないくらいです。こうしてだんだん気温が上がって、やがて初夏が来て、真夏の暑さもやってくるんでしょうね。

真冬になると、また夏の暑さが戻ってくることが想像できない感じがしたりしますが、どんなに寒くてもちゃんと春も夏もやってきます。

人生も、真冬のような時期もありますが、ちゃんと暖か日差しが戻ってくるようにできていると思います。嫌なこともあるけれど、ちゃんとうれしいこともある。そういう風にできているんだと思います。

この震災があって、ず～っと連絡をとっていなかった友人から、突然はがきが来ました。

その人は九州に住んでいる人なんですが、1年くらい前でしょうか。上京するので会いたいと言われて、東京まで出かけていったことがあります。そのときは、よもやま話をしようと楽しみにして出かけたのですが、行ってみると、ご主人がいて、彼女よりもご主人の方がず～っと一方的に話をされました。しかも内容が、自分が会員を増やせば、その会員からマージンが入ってくるという自然食品のマルチビジネスの話で、正直いって興味がありませんでした。

「もしもこの話をするために呼び出したのだとしたら、事前に言って欲しかった。交通費と時間をかけてくるようなことでもなかったと思う。私は奥さんとお話しがしたかった」とはっきりご主人に伝えました。

何となく割り切れない気持ちになりながら別れ、それ以来連絡を取っていなかったのです。

まあそんなこともありましたが、もうすでに過去のことで、思い出しもしていませんでした。

ところが彼女は、今回の震災を通して、人間ていつ死ぬか分からないと思ったと。そう思うと死ぬ前にこれだけは伝えたいと思って筆をとったのだそうです。そして1年くらい前の再会で、不愉快な思いをさせてしまってごめんなさいと書いてありました。

彼女の勇気と愛に、心から感謝しました。

確かにそうですよね。

家族も友達も、同僚も、明日も元気で生きているものとばかり思っています。

自分だってそうですよね。明日もきっと生きてるだろうと思っている。

でも、突然の災難で、不意に命を絶たれる事だってあるんですよね。

震災でバラバラになっていた家族が再会をしたとき、ふだんは家に帰ってきても「お帰り」って言うくらいなのに、みんな涙ながらに抱き合っていましたよね。中には、「俺はお前がいなかったら生きていけないと思っていたんだよ」と言いながら奥さんを抱きしめているお父さんもいましたね。きっといつもはそんなこと言わないんですよ。でも思わず本当に思っていたことを口にしてしまった。