正直者は意外に馬鹿を見ない

おはようございます

昨日一昨日と、スピ友とディズニーランドホテルに泊っていました。ディズニーランドには行きませんでしたが、舞浜の駅を降りた途端に、既にそこは夢の国で、ホテルもお城のようで、ずっと夢を見ているみたいでした。

今回はスピ友のところに去年生まれた男の子とご対面したのですが、もうこれがかわいいのなんのって。赤ちゃんてこんなに可愛いものだったっけと思うほど、笑っても泣いても歩いても、何しててもとにかくかわいい。子犬も子猫も可愛いけど、人間の子供の比じゃないなあと今更ながら思いました。

とにかくずっと笑いっぱなしでした。恐らく皴がかなり増えているでしょう

さてさて、そんなスピ友に、いろんな昔話をしているうちに、ふと皆さんにもお伝えしたいなあと思うことがありました。

私は以前、国家的な指導者の育成機関に勤めていたんですが、まあ指導者を目指すような人にもいろいろな人がいて、ものすごい野心家もいれば、ものすごく純粋にいい世の中を作りたいという理想に燃えている人もいます。

この野心家タイプの人は、ちょっと我が強くて、人を踏み台にするようなこともしたりします。そして仲間の中でも幅を利かせて、正直者タイプの人をバカにしたり、「そんなことやってるから成功できないんだよ」と痛烈に批判したりします。

そういうとき正直者タイプの人は、そういう野心家の言うことも、黙って聞いてあげたりします。

そしてどこまでも誠実に、そしてひたむきに物事をやります。「もっと要領よくやればいいのに」とか鼻で笑われたりしながら、、、。

私はどうしてもその正直者タイプの肩をもちたくなってしまい、野心家の目の敵にされたりしていました。どう考えても理不尽なことをごり押ししてくる彼らとは相当やり合いました。

まあ今となってはいい思い出ですが、その時は結構ハードでしたね。

その機関にはかなり長いこと勤めました。次々人がそこから巣立って行きました。今もまだ年賀状が来たりしていますが、ふと振り返ってみたら、何とあの正直者タイプの人たちは、みんな社会の第一線で活躍しているではありませんか。みんな人から厚く信頼され、そして今も、あの頃の理想を胸に、少しもブレずに人生を生きています。

そしてあの頃あんなに正直者をバカにしていた野心家はどうしているかといえば、「策士策に溺れる」の言葉通り、残念ながら挫折し、パッとしていません。

どこでどうなって、何がどうしたのか、詳しいことは知りません。

でも社会は意外に公正なんだと思います。

正直者が馬鹿を見るという言い方がありますが、決してそんなことはないと思います。ちゃんと見る人は見ています。

あるときは不遇な状態だったとしても、一生懸命ひたむきに、そして誠実にやっていれば、世の中はそう悪いようにはしないと私は思います。

その育成機関に勤める前に勤めていた広告会社でも、バブルとバブル崩壊の両方を体験しましたが、その時もバブルで浮かれて、目先のことのとらわれて我を失って突っ走った会社の多くは憂き目に遭い、堅実にいい仕事をしていた企業は生き残っていました。

世の中、そんな捨てたもんじゃないと思います。

神様はちゃんと見ていて、めげずに黙々と自分の崇高な理想に向かって生きている人をいつも応援してくれていると思います。

雨の日も風の日も、生きていればいろいろあるけれど、雨にも風にも悪態つかないで、ひたむきに一歩ずつ進んでいれば、ちゃんと道が拓けるようにできていると私は思います。

私も自分は馬鹿を見てるのだろうかと思った時期もありましたが、決してそうではなかった。長い目で見れば、ちゃんと帳尻が合うようにできています。今この瞬間だけを見て、天を呪うのはちょっと気が早いです。

もしかして今あなたが、どうしてこんな目に遭うんだろうかとがっくりきていたとしても、絶対に希望を失わないでくださいね。人を恨んだり、世の中を恨むことに時間を使う代わりに、「自分は何のための生きているのか」という人生の目的を忘れずに、「今何ができるか」に意識を向けて、できることをやり続けて行けば、必ずいいことあります。私はそういう実例をたくさん目撃してきましたよ。