人生を楽に展開させる「逆転の法則」その７

おはようございます

昨日はお蔭様で無事、シフトアドバンスの発表会を終了しました。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。

メンバーたちは、ベーシックから通算半年間に渡って自分の深い領域を見つめ、幸せを阻むブロックを解放し、本来の自分の素晴らしさを取り戻してきました。そしてそれぞれに自分らしく輝く道へとスタートを切りました。

発表会にはシフトの１期聖も何名かかけつけてくれました。発表会が終わった後、２期聖たちと打ち上げをしたのですが、そのとき、「１期聖の方が、本当に暖かい励ましの言葉をかけくれて、とても勇気付けられた」というメンバーがたくさんいました。

そんな１期聖も最初は全然自分に自信がなくて、縮こまっていたんですよ。それが他のメンバーやアシスタントに勇気付けられて、今では堂々と自分の人生を生きています。そして今度は自分が後輩たちに勇気を与えているのです。

誰かが誰かの背中を押して、その押された誰かがまた他の誰かの背中を押していく、、、。そしてその人もまた昔の自分のような人を見つけたら、今度は私が押す番だと人に勇気を与えていく。

なんて素敵で幸せな連鎖なのだろうかと思いました。

私はスクールの間はいろんなことを言いますし、カウンセリングもしますが、終わったらもう本人の問題です。一体この先どうなっていくのかなと思っていましたが、終わった後も、メンバーは自分オリジナルのシフトスクールを継続し、どんどんシフトしていってくれていました。そんな1期聖たちを見て、本当にシフトスクールをやってよかったと思いました。

きっと昨日巣立っていった２期聖たちも、「私だってできたんだから」と、この先、たくさんの人に愛と勇気を振りまいていくのだろうと思います。そんな幸せの連鎖反応を起こしていくことが、私がシフトスクールを始めた最大の趣旨でもありました。

ときどき自分のやっていることは本当に意味のあることなのだろうかと懐疑的になることもあります。でも私の想像を超えて、みんな輝いてくれている。そのことを目の当たりにできて、何だかうれしい一日になりました。

私に半年間付き合ってくれて、本当にありがとうこれからもみんなのことを応援し続けます。どうぞ思うままに輝いていってください。

さて、前置きが長くなっちゃいましたが、今日のお話をしますね。

今日まで逆転の法則をいくつか紹介してきました。これは何もご紹介したことだけでなく、実はあらゆることに応用できることなんです。

極論すると、「執着を手放せば楽にうまくいく」ということなんです。あなたが執着すればするほど、自分や人を縛り、逆効果になっていく。ところが執着を手放すことで、手に入れたかったものが向こうからやってくるという話なんです。

愛も、幸せも、成功も、豊かさも、光とつながることも、みんなそう、、、。

でも多くの人は、そういう感覚に慣れていません。

小さいときから「こうするべき」「ああするべき」といっぱい言われてきたし、何か頑張って必死に生きないと、欲しいものなんてつかめないと思ってきたからです。

じゃあその感覚に慣れるのが難しいかというと、そうでもありません。ほんのちょっと、意識を執着を手放す方向に向けてみるだけでいいんです。ほんのちょっとでいい。そのほんのちょっとを継続しているうちに、「執着を手放すと楽になれるってこのことだったんだ」とおなかに落ちるようになり、そのうちどんどん気楽に執着が手放せるようになります。それにつれて力も取り戻されて、どんどん自由に、思うままに人生を生きられるようになります。あんなにもがいていたことがなんだか遠い昔のように、、、。

私たちは皆、ありのままで完全です。幸せになるのは難しく思えるかもしれませんが、そんなことはありませんよ。それはほんのちょっとしたことを日常的に意識するかしないかだけの問題です。

それでもまだ執着がある状態とそうじゃない状態がどう違うのか分からない方もいらっしゃるでしょうから、ちょっとたとえ話します。

毎朝ジョギングをしているＡさんとBさんがいます。どちらもだいたい同じ距離を、同じくらいのスピードで走っています。体力的にもそれほど差はありません。どちらも毎朝走っているだけあって、どんどん持久力がついてきたので、力試しに一緒にホノルルマラソンに出ました。

Ａさんはホノルルの空と太陽のもと、走れることだけで幸せで、もう楽しくてたまらない。それだけでゴールしました。

Bさんはせっかく走るなら１００位以内に入りたいという目標を持ち、必死で走りました。Ａさんがニコニコしながら走っているのを横目に、どんどんスピードを上げ、Ａさんよりも早くゴールしましたが、自分の目標とする順位には遠く及びませんでした。

Bさんは帰国してから、絶対に来年こそ上位に入ってやると思ってハードトレーニングを始めました。朝だけでなく帰宅してからも走り続けます。ちょっとくらい疲れていても、絶対に休みません。もう今日くらいは休みたいと思っても、「まだまだだ、そんなことでどうする。また今年も若い人たちに負けるつもりか」と叱咤激励し、走り続けます。ちょっと足に疲労感を感じてゆっくり走ってしまった日などは、ものすごい自己嫌悪に襲われます。そういう日は一日機嫌が悪くなり、何をやっていてもふさいだ気分になってしまいます。

一方Ａさんは、ホノルルの青い空を思い出すとまた行きたいと胸が躍ります。とにかくあの気持ちのいい空の下で、思いっきり軽やかに走れたらいいなあと思いました。洗練された無駄な力の抜けた走りができたらもっと楽しめるだろうと思って、トレーナーに教わったりしながら、フォームを改善していきました。おかげで前よりも楽に美しく走れるようになりました。

さてまたホノルルマラソンがやってきました。二人とももちろん参加しました。

Ｂさんはここまでトレーニングを続けてきたんだから、自分は今年こそ１００位以内に入ってやるぞと懸命に走りました。もう景色なんか目に入らない。とにかく追い抜いて追い抜いて、前だけで見て走りました。

結果はなんと、、、去年よりも下がりました。無理をしすぎてペース配分を誤まり、途中で急失速してしまいました。それだけではありません。それでもゴールしようと無理をしたため、脚を痛めてしまいました、、、。

一方Ａさんは、順位なんかどうでもいい。とにかく自分が走りたいように楽に楽しんで走りたいという気持ちで、ホノルルの美しい景色を楽しみながら、喜びではちきれんばかりで走りました。フォームを改善したおかげで、省エネ走行ができるようになったので、結果的は順位も上がりました。『ゴールした後、海を見ながら飲んだミネラルウォーターのおいしさったらなかったなあ自分は生きているだけで本当に幸せだ』と思いました。