どうしても親が許せないのですが、、、

おはようございます。真鶴に戻ってきました（ただ今9月21日深夜です）。

大阪から戻ってきて、行く前よりもさらに涼しくなっている感じがしました。

月曜日は読者登録９００名突破記念の無料ワークショップでしたが、９００名突破などといっているうちに、気づいたらすでに読者が９５０名を超えています。もう本当にありがたいことです。皆さまいつも読んでくださって、ありがとうございます。

もしかして今年中に1000名突破したりして、、、。そんなことになったら一体何をやりましょうもしもそんなことがあったら、また何か企画させていただきますね。ただ今年は既にすべての土日＆祝日が埋まってしまっているので、来年になっちゃうかなあ、、、。とにかく何か皆さんで楽しいことをしましょう。

ブログも始めてから１年と１ヶ月くらいで、よくここまでたくさんの方に読んでいただけたなあとびっくりするばかりです。光の存在たちから、ラジオにしてもブログにしてもやるといいよというメッセージがず～っと前から来ていましたが、本当に導きの通りだったんだと今更ながら感心してしまいます。

さて、今日も読者の方からのリクエストです。

この方の一族は、代々愛情のない家庭で育ち、親に愛されなかった、必要とされなかった寂しさを、伴侶や子供にぶつけ、家庭が崩壊するという連鎖が続いているのだそうです。せめて自分が結婚したら、幸せな家庭を築こうと思っていたのに、結局崩壊寸前になっている、、、。そんなご先祖や親に対する憎しみがなかなか消えない。この憎しみが自分を不幸にしていると気づいていても、どうしても手放せない。

こういう手放しがたい憎しみを手放すには、どうしたらいいのでしょうかというリクエストです。

この憎しみを解く前に、親子関係の連鎖反応についてちょっとみていきましょう。

実はね、おっしゃるとおり、連鎖反応ってあるんですよ。これはいろんな観点から説明できるんですが、何代前のご先祖がこういうことをして、それでこういうカルマができて、、、、云々かんぬんという話もできないこともないんですが、どうもね、、、そういう話をしてもね、、。私がやっている個人セッションでも、そういう遺伝的なカルマの解消をしたりしますが、そこにあまりとらわれると、自分の問題として解放できなくなるような部分もあるので、今日は別な観点からお話しますね。

たとえば自分が子供時代、何かにつけて「だめじゃないの」と叱られて育つと、無意識に「親というのものは、子供を叱ることで愛を表現しているんだ」と思い込むようになります。

顕在意識レベルでは、そうやって叱られて呪縛されることが本当は嫌なんですよ。どうして、もっと自由にさせてくれないんだと思っているわけです。それでますます反抗的になったり、あるいは愛情を得るために仕方なく言いなりになるけれどずっとストレスをためている状態なわけです。

それで自分が家庭を持ったら子供を自由にさせてやろう。やりたいことをやらせてやろうと思っていたのに、気付いたら自分も親と同じ事をしてしまっている。

なぜなら、叱るということは愛情表現だという図式が潜在意識に染み込んでいるからです。

これは家庭を持つ以前のパートナーシップにも影響する場合があります。本当は自分を自由にさせてくれる人を求めているはずなのに、何となく束縛するような相手を選んでしまう。最初はそんな人じゃないと思っていたのに、気づけばそういう相手と結婚してしまっているということもあります。

お父さんのことが嫌いで、絶対こういう人とは結婚するまいと思っているのに、なぜか父親と似た人とばかり結びついてしまうのも、潜在意識レベルで、父親の自分への接し方を男の人の自分への愛だと認識する図式が出来上がってしまっているからです。

つまり自分が子供時代に味わった親子関係を通して、人は「愛されるということは、○○すること」という図式を、自分の中に作ってしまうのです。

それが代々似たような親子関係を繰り返す要因になったりします。すべてがすべてそうではありませんが、そういう影響が強く出る場合も意外に多いということです。

問題はその連鎖をどうやって解くかということなんですが、まず一番大事なのは、自分の図式をはっきりさせることです。そのためにはあなたが引き寄せている人間関係を見てみれば分かります。なぜか心配性の人ばかり引き寄せていたとしたら、「心配されるということが愛だ」という図式があるからでしょう。あるいは逆に手のかかる人ばかりを引き付けているとしたら、「人の問題を解決することが愛だ」という図式なのかもしれません。

さらに自分が大好きな人へ、どんな愛情表現をしているかも見てみるといいでしょう。

思っていることと逆のことを言ったり、

相手のサポートを申し訳ないと思っていつも遠慮してしまったり、

拒絶することで相手が怒るのを見て、愛されているか確認しようとしたり、

激しく対立し合うことで愛を確認しようとしたり、

自分を消耗させてまで相手に尽くしてしまったり、

いろいろありますね、、、、。

本当は素直に愛を表現すればいいだけなのに、なぜか違うパターンをとってしまう。

でもそれはそれで仕方がないんです。その人が育ってくる過程（家庭）においては、それを愛と認識するしかなかった、、、。それを愛だということにしないと、自分は愛されていないことになってしまう。愛されていないなんてとてもじゃないけど耐えられない。そんなんじゃ生きていけないよ～。だから辛いけど、深～い深～い潜在意識レベルでは、愛だってことにしたんです。

そう思うとあなただけでなく、あなたのご両親やご先祖様も、みんな切ないですよね。みんな苦しかった。みんなすごく苦しかった。だからみんな誰か（たとえば自分の親）のせいにして、ずっと恨んでいれば、少し気が楽だったのかもしれませんよね。

だから恨んでいる自分のことも許してあげて下さい。

一番大事なのは、恨まないようにすることではなく、自分の愛に対する、たとえば「愛＝対立」のような図式を認識することです。心の底から認識した時点でほぼ解放されています。そしてそんな愛に対する誤解を解いて、「愛＝愛」に戻そうと強く決意すればいいんです。

その誤解が解ければ、あなたは愛を素直に感じたり表現したりできるようになり、段々心が落ち着いてきて、もう恨む必要もなくなります。そしてこれも愛に対する学びだったんだなあといつか理解できるようになるでしょう。

それとね、自分の中の愛に対する誤解を解くときに、私が一族を代表してこの呪縛を解いてやるんだと思って下さい。みんなのためにもこの解放をするんだ。そしてみんなが苦しくて幸せになれなかった分、自分が幸せになることで、みんなが浮かばれるようにするんだと思って下さい。