台風一過! 中秋の名月 | ドクターヒロの健康・お悩み相談室

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 9月30日の日曜日は「中秋の名月」でした。

 ここ数年は、仕事や天候の都合で月見をする機会に恵まれなかったので、ずっと楽しみにしていたのです。久しぶりに当直はなく、あとは天気だけ。1週間前の週間予報では“晴れ”・・。「よっしゃー!」と思っていたら、なんと!
 こともあろうに台風17号の野郎が、急に進路を変えて日本列島に近づいて来るではありませんか。気象予報士も申し訳なさそうに「週末は大荒れの天気になるでしょう」と言っています。別に気象予報士のせいではないのですが・・、そう、すべて台風の野郎が悪いのです。

 ところでつい「台風の野郎」と罵ってしまいましたが、はたして台風は男なのか、それとも女なのでしょうか? アメリカのハリケーンには女性の名前が付けられているし、たしかにあの気まぐれさは女性かも・・、「野郎」はまずかったかなと思いつつ、すべての名詞が男性der、女性die、中性dasに区別されるドイツ語の辞典を調べると、台風は「der Taifun」。れっきとした男性として扱われています。

 まあ、でも自然現象に腹を立ててもどうにもなりません。大きな被害が出ないように祈るばかり、月見くらいはあきらめましょう。
 と、気持ちを切り替えていたら、台風はあっと言う間に九州をかすめて去って行き、30日の夕方にはすっかり晴れた秋空に「中秋の名月」が顔を出しました。ひんやりとした夜風や虫の鳴き声、そしてこうこうと照らす月光。台風一過、本格的な秋の到来を、肌身で感じる事ができたのは本当に久しぶりのことです。「台風も味な事をするな・・」と思っていたら、ニュースでは本州での被害状況が伝えられ、うかれては申し訳ない気持ちになりました。


 日本は四季の国です。季節が変わるごとに、過去のしがらみも流していければ、健全な状態で生きることができるのではないでしょうか。
きれいな月光を浴びているうちに、そんな気がしてきました。