今住んでいる家は16年あまり前、2008年に購入しました。中古住宅です。2200万円でした。

 住んですぐには壁紙の張り替え以外は特に補修せず、時期を見てと思っている間に時間が経過し、8年前にようやく重たい腰を上げて修繕しました。世間的にはリフォームといいますが、屋根の塗り替えだったり、床の張り替えだったりで、台所以外は修繕です。このとき700万円近くかかりました。総額3000万円弱の家になりました。

 

 もちろん、これらは現金で買える。はずもなく、ほぼフルローン。当初35年固定で1900万、金利2.776%と5年固定270万1.5%、義父から無利息で200万円。それとリフォーム時に330万円固定3%で借りました。

 今は、変動金利でもっと安く借りてる方が多いですが、金利の上昇が怖くて、とても当時の私には、その勇気がありませんでした。固定金利中心にローンを組みました。今の人はある意味、力があると思います。結果的にはもう少し、変動金利が多くてもよかったかもしれません。

 

 金利が高いこともありますが、借入残高が積み上がっていることが怖くて、途中、少しづつ繰上返済をして借入残高を減らしました。手元にお金があると、つい要らないものに使いがちなので、返済に充てるようにしていきました。

 初年度が多いのは、家具なり、手数料なり見えないお金が思ったほどかからなかったので、手元に残ったお金を返済に充てています。その後も、子どもがお金のかからない時期だったからなのか、それないり給料も上がったからなのか、繰り上げできていたようです。但しフルタイムの共稼ぎです。

 

 結論から言えば当初借りすぎで、手数料の分が損になったかも知れませんが、ある種のお守り量だと割り切っています。

 

 それで、読み手には関係ないことですが、少々自慢げにこれまでの成果を振り返ると、

 

1年目に300万円

2年目に200万円

5年目に200万円

7年目に200万円

8年目に200万円

9年目に100万円

10年目にかりかえて、金利を保険料込み1.466%に

11年目に200万円繰り上げて、リフォーム時の借金を完済。

13年目に42万円5年固定変動金利分を完済

12年目に義父に200万円を返し、

15年目に100万円繰り上げ返済。

今年16年目、この後270万円繰り上げる予定です。

 

このペースで行くと近々年内には完済の見込です。イヤー長かった。

次は修繕費用を蓄えないと。その前に子どもの学費ですね。

 

もし伝えられる人がいるなら、以下のことを伝えたいです。

  • 借入額(割合)は多い方が安心できる。手元にお金があったとしても諸費用もかかるし、住宅ローン控除も増えるし、何より現金が手元にある方が安心できます。残額が残れば、落ち着いた段階で繰り上げすべし。
  • 銀行は自分で探さないとダメ。安い金利は脚で稼ぐべし。
  • 繰上返済時には返済額軽減型の方が期間短縮型よりも返済すべき金額が減るので安心できます。その分差額を次の返済に充てれば、金利はそれほど大きくは違いません。それより月々の返済額を小さくすることで心の余裕と平穏が保てます。
  • 残り20年になれば、20年以内金利の適用で金利が安くなる可能性があるので、借り換えの検討を。
  • 変動金利がいいか、固定金利がいいかは悩みどころ。うちの場合、変動金利の割合を多くした方が結果的に良かったとおもいますが、当時その勇気はありませんでした。職場の同僚も、同じ理由で固定金利を選択。両者とも少し残念がっています。
  • 繰上返済は心が強くなるので、健康にもいいです。少額でもいいので、手間といわず是非実践を