日本ライフオーガナイザー協会は、協会会員向けに年に2回、紙の会報誌を発行しており、後半に発行されるものはカンファレンスのプログラムとしても使用されます。
創刊号は2009年12月1日、初カンファレンスのときに発刊!
この頃は、カンファレンス会場予約にはじまり、カンファレンスのプログラムを考え、講演者に依頼し、スライドづくりやプログラムとなるこの会報誌の原稿作成まで、ぜ〜〜〜〜んぶほぼ一人でやっていたかと思うと、当時の自分、グッジョブです。
創刊号はデザインからレイアウトまで、印刷会社とゼロから打ち合わせし作っていく必要があったので、よくがんばりました。(笑)
このインタビューなんて、一人で東京の大塚さんのお宅に伺い、
取材と撮影をし(なので写真が下手すぎなところはご愛嬌)、
原稿作成と校正全部を手がけ(なので誤字脱字あり^^;)、
印刷後の受け取り搬入・配布まで、ある意味ワンストップ?で行った記憶が…。
それにくらべ、今はなんと恵まれた環境か!
みんな、ありがとうございます。
さて前置きが長くなりましたが、
10周年記念となるカンファレンスの基調講演は、カンファレンステーマである
「The Next Decade(次の10年に向けて)」
を受けて、
「The Changing Landscape of the Organizing Profession 変わりゆくオーガナイザーの世界」
というタイトル。
講演者は2010年・2013年に続き3度目の来日をお願いした、
私が尊敬するアメリカ人オーガナイザー、ジュディス・コールバーグ氏です。
上記の写真は、関西チャプターFacebookのライフオーガナイザークローズドページ用、カンファレンス写真アップ係の大阪在住LO、さえたんこと田中佐江子さん撮影のものです。
今後10年間で、オーガナイズ業界に影響を与えるトレンドとして、
•テクノロジー
•住居と「モノ」の変化
•オンデマンドのライフスタイル
•ギグエコノミー
•ベビーブーム世代の高齢化
•エンド・オブ・ライフ(終末期の)オーガナイズ
•災害への備え
の7つのキーワードをあげながら、クライアントのために機械にはできないことで人間にできることは何か?を考えさせる内容でした。
結論として、
ライフオーガナイザーの仕事は、単なる片づけ屋さんではなく、暮らしの体質改善のためのパーソナルトレーナーであり、暮らしを最適化しQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を支援するプロフェッショナルであるゆえに、AIと共存しながら、生き残っていくことができる、また今まででは考えられなかったような分野への進出も見込める将来性のある仕事
である、というふうに私自身は受け止めました。
※QOLは、知恵蔵の解説では「物理的な豊かさやサービスの量、個々の身辺自立だけでなく、精神面を含めた生活全体の豊かさと自己実現を含めた概念」と紹介されています。
そしてこの基調講演を受けて、次のプログラムはパネルディスカッション。
私がコーディネーターをつとめ、
アメリカ・オランダ・中国・日本で活躍するライフオーガナイザー7名をパネリストにむかえ、この仕事をはじめた頃と現在で変わったことと感じていること、変わっていないと思うこと、この先、AIに仕事を奪われることなくLOとして生き残っていくためへにそれぞれ意識したいことや、やっていきたいことについてディスカッションしました。
(その3)ではパネルディスカッションの模様からレポートします。