「The Changing Landscape of the Organizing Profession 変わりゆくオーガナイザーの世界」というタイトルの基調講演のあとは、
「次の10年に向けて」をテーマとした、パネルディスカッション。
アメリカ・オランダ・中国・日本で活躍するライフオーガナイザー7名がパネリストとして登壇されました。
オーガナイザーとしての経験年数はなんと4年から28年!
年齢も30代から70代と幅広く、個々のお話もそれが反映されていて、参加している新人オーガナイザーからベテランまで、これからの10年を考える上で、多くのヒントが得られるディスカッションとなったのではないでしょうか。
この仕事をはじめたきっかけと現在の主たる仕事内容を含めた自己紹介からはじまり、この仕事をはじめた頃と現在で変わったことと感じていること、変わっていないと思うこと、この先AIに仕事を奪われることなくライフオーガナイザーとして生き残っていくためにそれぞれ意識していることや、やっていきたいことをお話いただきました。
ベテランパネリストには、次の10年も機嫌よく仕事を続けていくためのアドバイスもいただきました。
会場からは、オランダのオーガナイズ支援の法制度に関する質問や、現場作業時のリユースに関わる問題、高齢者家族へのオーガナイズサポートの課題等の相談も。
どうなるかわからない未来のことだけではなく、目の前の具体的な課題についても、パネリストからその経験を踏まえた回答やアドバイスをいただきました。
私がこのパネルディスカッションで心に残ったキーワードは「情熱」。
住んでいる国や文化・慣習も違えば、キャリアや年齢も異なるパネリストたちでしたが、熱い志をもち、この仕事に真摯に向き合っていることがひしひしと伝わってきました。
どんなにAIが進化し、社会が変化していったとしても、
情熱をもって仕事に取り組むことこそ、実は一番重要なことなのではと感じました。
(その4)ではランチタイムのレポートをお届けします。