滋賀在住のライフオーガナイザー中里裕子(なかざと ひろこ)さんが、
今日こんなブログを書かれていて、その中で引用している記事を、
ライフオーガナイザー限定Facebookページで紹介してくれました。
引用しているのは、ベビーシッターサービス「キッズライン」の下記の企画記事。
部屋が散らかりすぎていてシッターさんを呼べないかも、と不安を抱く方に対して、「私こんなお部屋でシッターさんを呼びました」というタイトルで、何人かのユーザーさんの部屋を公開。
シッターさんは散らかっていても気にしないので、安心してご依頼くださいね、ということが書かれていました。
そう、私たちの場合も
「来てもらうために先に片づけないと!」という、
片づけのプロからすると本末転倒な答えがかえってくるのはよくあること。
片づいているなら私たちが行く意味がないわけで、
「痩身エステに行く前に痩せないと!」なんていう人はいないように、
片づけのプロを呼ぶときには、むしろ思いっきり散らかした状態にしておいてほしい、とすら思うほど。(笑)
でも、この記事を読んで私が伝えたいと思ったことは、
シッター・ヘルパー・家事代行を呼ぶ前にライフオーガナイザーを利用しないと損!
ということをもっと知ってもらわないと!です。
例えば上記画像のようなお宅の場合。
散らかっていること自体は、たいした問題じゃありません。
特に乳幼児がいる場合、床におむつや衣類、おもちゃ等が散乱することはままありますし、兄弟姉妹が多い場合なんかは、使った物が出しっぱなしになっていたり、引き出しも開けっ放しになっていることはよくあることです。
問題なのは、散らかっている物を収める場所がない、
定位置が決まっていない、
使っている物とそうでない物が混在している、
あきらかにゴミと判断できる物も放置されている、
そしてそれが常態化・慢性化してしまっている場合です。
散らかっていてもシッターさんは気にしないとのことですが、やはりお子さんのお世話をするには非常に効率が悪いでしょうし、決して安全とはいえません。
必要な物も取り出しにくいでしょうし、いちいち物をどけながらの掃除は結構難易度高そう。
片づけ上手なシッターさんだったとしても、主たる業務は子どもの世話であり、時間内でやっている「片づけ」は、おそらく
単なる物の移動
でしょうね。
片づけは元に戻すという行為です。
そもそも「元の場所」が決まっていないと元に戻せませんし、
床に散らばっている物をとりあえず空いている場所に収めることは、
片づけではなく「物の移動」です。
「元の場所=定位置」は使いやすく戻しやすい場所に配置し、ある物すべてを収めるのではなく、使っている物と使ってない物を分けて収め、不要な物は手放すことで、ようやく本当の意味での「片づけ」ができるようになります。
そうなれば、シッターさんも空き時間にちゃちゃっと片づけ・掃除をすることができ、さらに満足度の高いサービスを受けられることになるでしょう。
日々の片づけ・掃除を楽に行うためには順番が大事なのです。
時間あたりいくら、という報酬を払ってのサービスですから、
本来業務にその対価を支払うほうが価値も満足度も高いはずです。
シッターさんがシッター業務をしやすく、お子さんにとって清潔で安全な空間は、
ママ・パパにとっても快適な環境といえます。
その環境をつくるために、
楽に暮らせる仕組みをつくるために、
ライフオーガナイザーを頼ってほしいです。
シッター・ヘルパー・家事代行を呼ぶ前に!
環境を整えることなく第三者に入ってもらうと、
「あれ、どこにいったっけ?」
「○○が失くなった」
「○○が踏まれて壊れてしまった」
といったトラブルを生みやすくしますし、何より無駄なことにお金を払うことにもなりかねません。
以前のこの記事
でも書きましたが、
ライフオーガナイザーだけではなく、
片づけのプロの存在はまだまだ知られていないというのが現状で、
まずは存在を知ってもらい、どうお役に立てるのかをもっと伝えていかなければいけないと強く感じています。
「シッターさんを呼ぶ前限定、環境整えサポート」とか
「ヘルパーさんが来る前限定、物の配置を明確にする安近単収納サービス(=安全に近いところに単純収納)」なんていうライフオーガナイズサービス、
必要かもしれませんね。
誰かはじめませんか?