こんばんは。 日本ライフオーガナイザー協会代表理事の 髙原真由美です。 

 

4月26日(水)から5月1日(月)までの間、

片づけのプロの団体であるNAPO(全米プロフェッショナルオーガナイザー協会)の年次カンファレンスに参加するため、ペンシルバニア州ピッツバーグに行ってきました。(写真が下手なのと曇っているので伝わりにくいと思いますが、素敵な街並みの都市です。)

 

 

アメリカは片づけのプロ発祥の国ということで

NAPOの設立は1986年(昭和61年)!

 

その当時から片づけを生業とする100名くらいのプロが集まり、代表者5名を選出。

その5名が創設者となりロスで誕生したと伺っています。 

 

現在の会員数は約3,500名、

世界最大の片づけのプロの団体で「この道30年、40年」というベテランも多数存在。 

 

一年に一度全米だけではなく、世界各国から片づけのプロたちが集結するというイベントで、私は今回で9回目の参加となります。 

 

 

内容は、

・知識、情報のインプット (講演、セミナー、エキスポホール) 

・参加者同士の交流、情報交換 

・チャプター(支部)や各種グループのミーティング 

 

を目的としたプログラムで構成されており、今年は4日間で延べ600人程度が参加したようです。

(ちなみに参加費は申込み時期により異なりますが、直前だと10万円ちかくかかります。もちろん宿泊・交通費別途です。)   

 

 

 

こちらはエキスポホール前。

 

 

 

ホール内ではオーガナイザーや企業の商品紹介ブースが立ち並んでいます。

 

昔はIKEAとかコンテナストアといった大手収納用品メーカーも出展していましたが、最近では各種サービス宣伝ブースのほうが多くなってきているように感じます。 

 

 

 

 

 

中にはこんなブースも。

 

廃品回収業者のブースはよく出てますが、殺人事件現場やそれと同等の状態をリカバリーすることを専門にしている業者さんのブースは初めてみたかも。 

こちらのパンフレットの写真は日本人には衝撃的すぎて、そのままでは配布できそうにないレベル。アメリカならでは、というところでしょうか。

(持ち帰っていますので、見たい人には見せますよ。(笑))   

 

 

 

弊協会の提携団体である

ICD(Institute for Challenging Disorganization:慢性的に片づけられない状態に挑戦する研究機関)

のブース。

 

写真の男性はいつもお世話になっている事務局のジムさん。

 

 

 

そのICDの前身となるNSGCDの創設者、

私の師匠の一人でもあるジュディス・コールバーグさんのブースも。

 

彼女はベテランオーガナイザーとして活躍する傍ら、出版社を経営していて、これは出版社として毎年出展されているブースです。

 

 

2010年、2013年と過去2回、弊協会のカンファレンスで来日・講演もしてもらっていて、私自身も毎度勉強させていただいています。 

来年の10周年となるJALOカンファレンスにも来ていただきたいなと思っていたりして。(今回オファーしたところ、どうやら来ていただけそうですよ♪わかる人にはわかる、嬉しいニュースですよね!)   

 

 

 

そうそう!

いつもどこで買ったか聞かれる私が愛用しているこのバッグインバッグは、

数年前にこのエキスポホールのブースで購入した、オーガナイザーが商品開発・制作・販売していたものです。

 

 

残念ながらこの商品は諸般の事情により現在は購入できなくなっていますが、

NAPOエキスポホールでは最新のオーガナイズグッズやオーガナイザーオリジナル商品・サービス他、協賛企業のブースが展示販売されていて、これだけでも片づけのプロとしての情報収集に役立つ場所といえるかなと思います。   

 

 

 

さて、エキスポ以外にも毎回講演やセミナー、ワークショップは朝から(午前8時代からのスタートは全然普通です)晩まで開催されています。

 

 

こーんな大きなホールでの講演から、

 

 

 

 

ベテランオーガナイザーがその経験をシェアするようなセッションからオーガナイザーとしては経験の浅いビギナー同士が、自分の経験をシェアしましょう、的なセミナーまで自分のステージにあった内容を選べるようになっています。 

 

基調講演等の講演以外は、基本会員であるオーガナイザーが講師をつとめるというセッション中心で、仕事に役立つ内容をインプットするという   

 

参加して個人的に一番勉強になったのは、企業向けオーガナイジングビジネスの動向についてのセミナーです。(上記の写真はそのセミナーの様子。)   

 

講師は弁護士でもあるオーガナイザーのLisaさん。(写真中央)

 

 

私が初めて参加した2009年のカンファレンスで、活躍しているオーガナイザーたちのパネルディスカッションのパネリストとして登壇されていた方ですが、この9年で想像以上にステージアップされているようで、今やオーガナイザー向けにいろんなコンサルしまくりという状態、セッションもさすがに彼女ならではの興味深い内容でした。 

 

このセミナーは受講者もオーガナイザー歴が長い経験豊富な方がほとんど、すでに企業向けにコンサルを行なっている方も多く、参加者の経験のシェアや質疑応答も非常に刺激となりました。 

 

 

なーんて、まぁこんなかんじで海外出張ブログを書くと、

起業していて代表理事で英語ペラペラ(…死語じゃないですよね?^^;)&キャリアウーマン(はい、高1の娘がブルゾンちえみさんのモノマネ絶賛練習中。似てなくもないけどでも惜しい、かなり微妙なかんじ…。)な髙原さんをご想像されている方もいるかもしれませんが……。   

 

 

 

ごめんなさい。ご存知の方も多いのですが、残念ながら仕事の話ではほとんど、

今や国連本部の通訳とかも担っている弊協会アドバイザリーボードでもあり、翻訳・通訳を担ってくれているカリフォルニア在住のこの方にお・ま・か・せ、で、だいたいは私は無口な日本人として、

応えたくない会話には「ワタシ、エイゴ、ワカリマセ〜〜ン」てなかんじでのりきっていたりします。(笑)

 

 

結構気軽に聞かれますが、ものすごく込み入った話や、しっかり説明しないと誤解されるような質問をさらっとされても、その回答はなかなか日本語でも難しかったりしますし、日本語と英語で解釈が異なることも多いため、立場的には慎重になったほうが結果オーライかなということで、英会話が苦手な日本人を続けています。     

 

上記のように呑んでいる場合(これはカンファレンスの打ち上げ的な、NAPO会長のスイートルームにて毎回行われているパーティの写真で、まぁまぁオフィシャルな場です)はなぜか流暢にしゃべれるのですけどね。

 

まぁ、みんな酔っ払っているので話している内容は、皆さん翌日までほぼ覚えていませんし(笑)、ノリのほうが大事というか?そのため知らぬ間に私のことを流暢に英語をしゃべる陽気な日本人と勘違いしている(←呑んでいる時にめっちゃ話している人のみ!)人も少なくないという………。   

 

 

世界中の片づけのプロが集まる場〜NAPO2017カンファレンス(後編)では、

そんな飲みニュケーション(?)の話他、

海外出張の準備についてもご紹介したいと思います。