「甲州街道」なAM1:21 | アナン何なん、アナンなん!?

アナン何なん、アナンなん!?

明治大学一年生...
現在「アナン」都内各所シンガーソングラーターとして活動中...

夜の甲州街道を時速30キロで走りぬける

そんなに長い髪なわけでもないのに、風が妙に絡みつく。


工事現場の数は時間ごとに増えてどんどん僕の道を阻もうとする

その横をすり抜ける僕。

人は安全な歩道というものを練り歩いてるのに

僕は敢てそこを走った




久しぶりに思う東京

なんでここに来たんだろって思った


確かに夢があったはずだろって、イヤホンから流れる声が僕の背中をたたく

確かに夢はあったけど、もうその夢もガラクタにしか思えないんだ。



南新宿には日付を回ろうとする時間帯でも足音がやむことはない



たとえばあなたたちはなにしにここに来たんだろ?










出会いってのが多すぎて、

また別れってものが多すぎて

自分のもっとも軸と呼べるに等しいものが、新しい出会いによって染まっていく。

良い意味でも

悪い意味でも


「疲れちゃったら休めばいいんだよ」


この言葉をかけられたいのか、かけたいのか


悩むうちに日付はまた一つ数を増す。










南新宿

一歩入れば代々木になり、そこには閑静な住宅街が眠る。

そこに僕はいる

なぜかわからないけど、

たくさんの損失を携えて、新たな街にこびりついている


カビのように














それでも明日は来るんだろうって今では予想することができる



たとえ



たくさんのビルがあって、日照権など存在しなくても

朝が来れば朝ってわかるし

夜が来れば夜ってわかる


朝日なんて昇ってこないのに

なぜかいつの間にか朝が生まれる

呼んでもないのに






















とりあえず


ゆっくり治せよ


って言いたい












そして夜が明けるのかな



明日が今日のように来るのかな



まだ先なんて見えないのかな



見たいのにな。



今が楽しいから先が見たくないんじゃない



今が苦しいから先が見えないんだ



新しい朝



来ればいいのにな