のっけから難しい漢字で申し訳ないのですが、有害物質や添加物、アレルギー反応を語る時にこの「閾値(しきいち)」は避けて通れない問題なので、少しお話させて頂きます。

まず、大量に流布されている「○○は危ない」「○○を食べちゃダメ」系の主張は、ほとんどこの閾値を無視して語られています。よく検証してみれば分かることなのですが、発癌性があると書かれていてもそれをどれだけの期間どれくらいの量を摂取したら危険とはどこにも書いてありません。厳密に言えばサバの塩焼きにも発癌性はあります。

典型的な例として「電磁波は危ない」があります。現実の例として私の友人が原因不明の頭痛に悩まされていたのが引越を機に完全に直った事がありました。彼は変電所のすぐそばに住んでおり、それが原因だった可能性は非常に高いと思われます。ですが、24時間365日浴びている変電所の電磁波と毎日5分しか使わない電子レンジを「危ない派」の人は同列に扱います。
この発想は非常に危険であり、不要なストレスを人々に与えることになります。食べ物に気を配るのは大変良いことですが、気にするあまり友人との楽しい外食も出来なくなってしまったら本末転倒です。ましてやそれを商品を売るために使っているなら悲しい話です。

この添加物の是非を語ると苦情が多いのですが敢えて書きます。非常に難しいのですが、その添加物がどのように使われているかを見極める必要があります。

1. コストダウンのために使われている
2. 賞味期限を無理に伸ばしたい
3. 腐敗のリスクの方が高い


問題なのは1と2です。あくまで作る側の企業の都合で決めており、将来的なリスクは未知数ですから注意が必要なのは言うまでもありません。代表的な物としてショートニングやトランス脂肪酸、人工甘味料等がありますね。私ももちろん注意しておりますが完全に排除するのは難しいので、極力避けるというスタンスでいます。
3で良く問題になるのがパラベンという物質です。ごく微量で劇的に防腐作用があり、絶対量から計算すると一番害のない素材なのですが、悪い話しが一人歩きしてしまい、パラベンが入っていたら絶対に買わないと言い切る人も少なくありません。
いろいろ調べたのですがパラベンの代わりになる防腐剤は数倍以上の量を入れないと効かず、そちらの害の方がはるかに大きい可能性が高いです。

特に化粧品などはカビなど出ようものなら苦情の嵐になりますので何らかの防腐は行わないといけません。パラベンは界面活性剤のように肌には浸透しないという事実も誰も信用しません。パラベンの代理品は肌に刺激が多いものが大半なんですが、それもイメージから信用してもらえません。

いろいろ書いてきましたが、要はこの閾値を超えるかどうかで消費者は判断して頂きたいという事なのです。水だって毎日10リットル飲んだら確実に死にます。天然だから安心とか言いますが、フグの毒であるテトロドトキシンや猛毒であるトリカブトを好きこのんで摂取しますか??

刺激的な見出しや言い回しに惑わされずに賢い消費者になっていただきたいものです。

全然書ききらなかったので次回も続きます。