こんにちは。行動アドバイザーまちこです。

前回の記事では、片付けが苦手なAさんが得た気づきについて、
解説しました。

Aさんは、それまで大ごとだと思っていた片付けが、
日常でささっと習慣づけられるくらいに大変ではないことに気づいたのでしたね。
そうして、その習慣を自宅だけでなく、職場でもできるようになりました。

このように、1つの場所だけでなく
他の場所でも行動を習慣づけられるようになったということは、
大きな認識の変化があったということです。

では、Aさんにとってどんな認識の変化があったのかというと…

物事はきちんと整理されていると効率が良くなるので、
何事も整理整頓された状態にするのが良い。


この認識の変化が起きたのは、クローゼット整理のタイミングでしょう。
クローゼットに入りきらないほどの服を減らしたことで、
毎朝のコーディネートがすぐに決まるようになりました。
そして、Aさんは思います。

選択肢が少なくなったから着る服がすぐ見つけられる…
今まで、たくさんの物から決める方が選択肢が多いから良いと思ってたのに、
もしかしてこっちの方が便利なのでは!? 

絶対、整理整頓した方がいいよ!!あんぐりハッ

その瞬間、Aさんの見ている世界がガラリと変わりました
今まで気になることもなかった煩雑な状態が、急に気持ち悪く感じ、
何事も整理整頓したくなってきたのです。
その結果、自分のパソコンのデスクトップだけでなく、
職場で片付いていない場所も率先して片付けるようになったのでした。

このように、認識が変わると、世界の見え方が変わってきます
認識の変化は、価値観の変化と言い換えてもいいですね。

そして、性格というのは、
その人の価値観による行動習慣の特徴を定義しているものですので、
行動習慣が変わることで性格も変わる(あるいは変わって見える)わけです。


さぁ、いかがでしょうか?
今回は、行動を変えた結果、予期せずして性格も変わったAさんの例でしたが、
もし、あなたが「〇〇な性格を変えたい!」と思っていたら、
意図的に行動を変えて習慣づけることで性格を変えることも十分可能です。

例えば「消極的な性格を変えたいショック」と思ったとしたら、
「1日に必ず1つ、新しいことをするNEW」という行動習慣をしてみたり。

「ルーズな性格を変えたいアセアセ」と思うなら、
「何事も10分前行動を心がける時計」という行動習慣にしたり、ですね。


なお、最後に一つ、怖いことをお伝えしておきます。
今回のお話は「悪い行動習慣」にも同じことが言えます。

「あの人、出世してから性格悪くなったよねえー
なんて話もよく聞きますよね。

くれぐれも、悪習慣を続けて悪い方向に性格を変化させないことも、
あわせて注意してくださいね!


では、「性格が行動を変えるんじゃない、行動が性格を変えるんだ」のお話は
これでおしまいです。
次回は、また別のテーマでお会いしましょう。

本日もお読みくださりありがとうございました!