私がFPになりたかった動機の一つに、「子どもたちに金融教育をしたい」ということがある。


我が国の子どもたちは、金融教育を受けずに育ってきた。

私もその一人だ。

現在、我が国で「金融教育を受けたことがある」と認識しているのはわずか7%しかいないそうだ。


「子どもにお金の話をするのははしたない」

古くから我が国ではそう言われてきた。


しかし、

人生100年時代、資産所得倍増プラン、自己責任…

などと言われ、自らお金と向き合い増やしていかざるを得ない時代となった。

その流れで、数年前から高校で、金融教育の授業がなされるようになった。


岸田政権では「新しい資本主義」に向けた取り組みを進めており、国民の安定的な資産形成支援の拡充策として、「資産所得倍増プラン」を策定した。


さらに国は、2024年4月から、金融経済教育推進機構という組織を立ち上げ、「中立的な」金融教育をできる仕組み作りをするという。

企業や自治体と協力して学校や地域における金融教育を推進。

日本人の金融リテラシーを高めることを目指す。


どうやら、認定アドバイザーという立場で、私たちFPも関われるようだ。

中立的な立場を求められることから、金融機関等に属さず、金融商品を販売しないということが条件らしい。

私は条件に該当するため、この仕組みを利用して、子どもたちに対する金融教育に携わりたいと思っている。


順当にいけば、私の「子どもたちに金融教育をするという目標達成」が目の前まできている。


藤 紗由美鉛筆