アメリカ アメリカで日米ミックスの小学生の子育て中、Yukiです。

 

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去年中西部の田舎から南部の都会郊外へ引っ越しました。

 

Hubby(米人の夫)の転勤がきっかけではありますが、子供の教育によりよい環境をを最優先にして居住地を吟味しましたことは過去にも書きました。

 

日本では、公立学校においてそれほど格差はないかもしれません。国が認定した教科書が無償提供され、教育要綱に沿って学習するからです。

 

しかしアメリカでは、教育現場の環境、質、学習内容の格差は残念ながら無視することはできません。そしてその格差が子供の将来に大きく影響するとなれば親としては関心が高くなるのは当たり前だと思います。

 

義務教育は高校3年生(12年生)までのアメリカで、成長期のその10年以上の年月をどこでどう過ごすかがその子の未来を大きく左右すると考えたら、学区選びがおのずと重要になると思います。

 

インターネットの普及など技術の進歩で教育現場も大きな変化がおきていますが、ここ何年かニュースでもよく聞くようになった言葉、Digital Divideをご存じでしょうか。(少し古い資料ですが、スタンフォード大学のサイトにDigital Divideの説明がありましたのでブログ末にそのリンクを張り付けておきます。)

 

Digital Divideとは、私の解釈ですが、貧困、住環境、年齢、障がいなどによりコンピューターやインターネットの利用が制限されてしまう人とそうでない人との格差の事。そしてこの格差は広がりつつあり、そのために受ける教育、就く仕事、生涯年収に影響が出ている事です。

 

マイクロソフトやアップル社のあるアメリカで、そんな事がありえるのか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、アメリカの国土は日本の20倍以上。それなりの規模の市街地を除けば、牧場や農場、山、川、湖が広がります。

 

携帯電話のつながりにくい地区、インターネットが普及していない地区はまだまだあるのがアメリカの現状です。

 

そして、学校も。連邦政府からの予算よりも、州、郡、市からの予算が多くを占めるケースが多いアメリカの小中高校。

 

その学区の財政状況、選挙結果(教育委員会のメンバーも選挙で決まる)などで受けられる授業の質が変わってしまうのも無理のないこと。

 

学区・居住地を選ぶ時、Great Schoolsのサイトで郵便番号や学校名を入力して得られる情報が役に立ちます。こちらがそのサイト。

 

 

 

 

公立校でしたら10点中7や8以上が好ましいとよく言われていますが、個人的に大切なのは小、中、高校を通して8点以上の学区だと思っています。

 

私たちが以前住んでいた場所では、小学校は8点、しかしその学区の中&高校は5点でした。

 

その環境では私たちが望む教育を子供が受けられないのではないか、と思い引越しを視野に入れてHubbyが転勤の希望をだしたという背景があります。

 

子供の将来を左右する公教育ですから、転勤、転職、引越しもそれに対する投資だと思い決断しました。田舎から都会郊外に移り、生活費は高くなりましたが家の値段も上がりつつある場所です。

 

子供が高校卒業したらこの家を売り、田舎に移ろうと計画しています。それまでに家の値段がどれくらい上がるのか。ご近所さんの素人予想では、「買った時の倍になるんじゃない?」なんて声もありますが。人気の学区にある住宅は、やはり年々価値が上昇しているようです。

 

どうなるでしょうか。

 

スタンフォード大のDigital Divideについての記述はこちらからどうぞ。

 

 

過去のブログも参考までにどうぞ↓