国宝東求堂  *静岡*大瀧建築事務所*ライフインテリア* | 静岡から建築めぐり・グルメぐり。

国宝東求堂  *静岡*大瀧建築事務所*ライフインテリア*

こんばんは。
お腹減りました・・今日の夕ごはんは炒飯の予定、
千絵です。
(なぜなら昨日のごはんが残っている~)

連日ニュージーランド地震のニュースが報じられていますが、
今のところの死者の半数近くが
よりによって日本人留学生が通う語学学校ビルから出ているんですね。
日本人がいなければ他人事、というわけではないですが、
異国で災難に遭ってしまうなんて、やはりいたたまれない気持ちがします。

局地的に揺れが激しかった可能性もあるようですが、
それにしてもビルの耐震性が疑われてしまうのは
仕方の無いことだと思います。

建物がシェルターから凶器に豹変。
そんなことにならないよう、
設計に関わる者の一人として、
できるかぎりの安全性を付与しておくことの大切さを感じます。

もちろん、
いくら頑丈でもデザインも大事です。
安全性他様々な問題を解決しながらデザインしなければならない点が、
建築の面白さや醍醐味に繋がるわけなので・・


今日は久しぶりに1建築です。
京都の続きで、国宝『東求堂(とうぐどう)』。
$南フランス プロヴァンススタイルの家を建てる $南フランス プロヴァンススタイルの家を建てる
実は見たこと(視界に入ったこと)はあるのに、
「国宝?ふーん(・_・)知らないや」
と思う人も多いのでは。

ぱっと見、いやじっくり見ても、
地味ですからねぇ(^_^;)

ここにあります。
$南フランス プロヴァンススタイルの家を建てる $南フランス プロヴァンススタイルの家を建てる
はい、慈照寺(銀閣寺)です。

一般的には「銀閣」と呼ばれるこちらから。
正式には慈照寺観音殿。
金閣に対して江戸時代以降「銀閣」と呼ばれ始めただけで、
はじめから銀箔を貼ったりそう呼んだり、というわけではないそうです。

日本人は金閣より銀閣の方が侘しくて好き、
という人が多いのでは?
金閣じゃ、眩しくて落ち着かないかんじ(入れないけど)
ですもんね。
(私は中学の修学旅行位には、そう思っていました。
でも建築的には金閣の方が面白いな~と、今では思います。
三層だし、下層と上層の対比とか、金の反射による不思議な光り方とか)
個人的には、銀箔が貼られた状態を見てみたいですが。

さて今日の主役に戻りますが、高台から見ると
$南フランス プロヴァンススタイルの家を建てる
手前の屋根が東求堂、奥に銀閣、という位置関係です。

地味でマイナーと思われる東求堂、
なぜ国宝、なぜ貴重なのかと言いますと
(その「地味」という印象を与える点が重要とも言えるのですが、)
後世多く建てられた書院造の源流とみられているからです。
特に奥の義政の書斎(『同仁斎』)は炉の跡があり、
茶室の原型とも言われています。

『同仁斎』の付書院(机的なもの)からはすぐ目の前に庭が見えて、
男のロマン(?)として現代でも生きている書斎としては、
こじんまりと落ち着いて、なかなか魅力的な部屋です。

建築を学ぶ学生にとってもさほどメジャーではない東求堂ですが、
ここ何年かの早稲田の建築学生は皆知っているはずです。
東求堂の図面トレース(手描きで描き写す)は必須課題なので・・
しかも描くのに苦労する上、特に評価が厳しい。
早稲田建築人の多数は、この建築を、
「あーこれ、Aプラ(プラス)もらえなかったやつだ・・」
などなどと、苦い思い出と共に見るわけです(笑)

私はAどころか、B+位だったと記憶しています。
そして遅れるとマイナス1ランクなので、結局Bだった気がする・・
いやB-だったかな。
(こんちくしょう、と思ったことだけハッキリ覚えている^^;)
トレース等は、若旦那さんが成績良いです。
私はスピードでは1,2番でしたが・・(これはホント)。

次回の1建築でも京都が続きますが、
もっとメジャーなのにしようと思います。


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