生徒が旅行へ行って、夕方の最後の授業がなかったので、友達と午後一の授業が終わってグラナダ郊外の丘へ向かった。
借りていたものを返すのと、満月を見るために。
初めて来る丘だった。
目の前の町の明かりの向こうに夕日が沈んで、夜と昼の境目。
でも、月はまだでていなかった。
月が出るであろう山の方向は、ちょっと明るくなっていた。
山の向こうにある町の光では?と思ったら、徐々に光が強くなって来て丸い頭が出てきた。
あたりには山しかないので、月が昇っていく様子がよく見えた。
夕焼けを見るにも、月を見るにも格好の場所だった。
ただ、木もないから山からの風が直接吹き付けてきて、月が空の上に上がった頃には寒くて凍えそうだった。
車の中でちょっと月を眺め帰宅。
友達との話の話題の半分は結果がでた選挙の話。
スペインの政治はほとんどわからないけど、どの国もほど似たりよったりだろうなぁ。
素敵な夜でした。