日の出じゃなくて月の出。満月な夜 | グラナダ田舎暮らし

グラナダ田舎暮らし

スペインの南部の刺激的な街、グラナダで、日本語を教えたり、翻訳したり、のんびり暮らしながら、いろんな国の人との交流を楽しんでいます。

生徒が旅行へ行って、夕方の最後の授業がなかったので、友達と午後一の授業が終わってグラナダ郊外の丘へ向かった。

借りていたものを返すのと、満月を見るために。

初めて来る丘だった。

目の前の町の明かりの向こうに夕日が沈んで、夜と昼の境目。

でも、月はまだでていなかった。

月が出るであろう山の方向は、ちょっと明るくなっていた。

山の向こうにある町の光では?と思ったら、徐々に光が強くなって来て丸い頭が出てきた。

あたりには山しかないので、月が昇っていく様子がよく見えた。

夕焼けを見るにも、月を見るにも格好の場所だった。

ただ、木もないから山からの風が直接吹き付けてきて、月が空の上に上がった頃には寒くて凍えそうだった。

車の中でちょっと月を眺め帰宅。

友達との話の話題の半分は結果がでた選挙の話。

スペインの政治はほとんどわからないけど、どの国もほど似たりよったりだろうなぁ。

素敵な夜でした。