マニラから出たらすぐにブログをしようと思ってたのに、こんなに時間が経ってしまった。
約2年近く住んだマニラ。
シングルのときなら、子供がいなければマニラに居ても何も気にせず生きていけたと思う。
母親になってもポジティブにやっていけると、マニラで暮らすことを全然問題としていなかった。
けれど、自分より大切な存在が人生にやってくるということは、自分の想像以上に自分の人生や価値観を変えるものだった。
全く前向きになれなかった。
安全面、教育面、発展途上国ならではの問題など。
ある日、赤ちゃんだった子供と車の後部座席に乗っていたときのこと。
赤信号で停まった私たちの車。
外から見えないように真っ黒なフィルターを貼ってあったので窓に顔をつけないと中が見えないようになっていた。
ボロボロの洋服を着た痩せ細った子供たちがお花を片手に集まってきて窓に顔を押し付け、中を覗く。
子供たちは私の子供側の窓に集まってきたのだが、窓をバンバンと叩き何か言っており、私の子供がじっと彼らを見つめていた。
何とも言えない気持ちになった。
子供たちがあまりにも窓を叩くので運転手は振り払おうと車を発車させたのだが、私は彼らが怪我でもしたら大変だとやめさせた。
インドでもタイでもマレーシアでも同じ光景を見てきた。
たいしたことじゃない。
マニラだけじゃない、こういうことは。
でも、母親になった私にはこの瞬間がとても大きく、色々なことを考えさせられた。
自分の子供には運転手やお手伝いさんが居て、そしてその子供は車の中から毎朝ストリートキッズを見ながら通学する。
これが普通でいいものなのか?
こういう環境で子供を育てる自信はあるのか?
他の国に比べて、マニラでは子供の学校の選択肢も少なかったことも考える一つの要素になった。
インターに通うフィリピンの子供たちは英語を第一語学とし、外で自国の言葉・タガログ語を話すことを嫌がるようになることが多いと聞く。
実際にレストランでタガログ語で話すスタッフに”英語で話して”と言う制服を着たの子や、エレベーターのボタンを押すスタッフにタガログ語で話しかけられて”英語で話して”という若い子を見たことがあった。
同じフィリピン人なのに、育った家庭環境が違えば、話す言葉も違う。
”英語が話せない=教養がない”
そう考えているフィリピン人はまだとても多いです。
(裕福な家庭出身の人たちだけではなく、努力して英語を学んでいる人たちもたくさんいます。
ちなみに日本人が下に見られてしまうのは、日本という平和で裕福な国で生まれ育ったのに、英語すら話せないの?という気持ちがあるからだそう)
平等な世界なんて存在しない。
格差社会なんてどこにでもある。
マニラだけではない。
でも、あのころの私にはそんなポジティブに考えらる隙間なんて全く無くなっていた。
家族で何度も話し合い、違う国へ移動することにした。
新しい国での生活も落ち着き、今になってマニラでの生活のブログを書いているのは、今現在、小さな子供とマニラで暮らして悩んでいる人、これからマニラに子供と引っ越す人にとってプラスな情報が発信できたら、と思ったからです。
とは言ってもかなり主観的な情報になってしまいますが、ご参考までに。
まずは家探し
マンションのセキュリティがきちんとしているか、子供の遊び場が充実しているか、新築の場合は工事は問題なく終わっているかなど、細かくチェックする必要があります。
私は新築のマンションに入居したのですが、プールもプレイルームも工事中で結局完成したのは約1年後。
そして、2年間暮らしている間に何度雨漏りしたことか!
新築の家がいいとされている日本とは違い、マニラは建ててから問題が発生することが多いよう。
だいたい築3年ほど経っていると問題が落ち着いてくるころらしいです。
まだ新しい家ができていると思うので変わってきてるかと思いますが、セレンドラは子供連れにはとても人気で、プレイエリアが充実していました。
目の前にあるハイストリートはベビーカーでも歩きやすいのでコンドの外に出ていけるのもポイント。
ファシリティも充実しているし、ショッピングセンターとつながっているので、買い物しやすいのでグルーンベルトも良かったのですが、小さな子供には少し忙しい場所かな?
大きいお子さんがいる家族にはいいかなと思いました。
セキュリティを雇う考えがある場合はForbes ParkやDasmarinasの一軒家も良いと思います。
安全で大きな公園もデイケアもあるし、小さなコミュニティだけれど子供と静かに暮らすにはオススメの場所です。
小さな子供の習い事・遊び場
Gymboreeがオススメで特に
Manila Polo Club
Rockwell Club
この二つはお気に入りでした。
クラスもトライアルだけ参加したのですが、少人数で熱心な先生で良かった印象でした。
他にもKindermusikはクラス内容はいいのですが、子供と親、ヘルパーさんで溢れていることが多く、クラスがすし詰め状態だったことも多々。
親同士のおもちゃの取り合いも多かったかなぁ。
一度参加したパートナーはドン引きしてましたが、これも驚くことなかれ、フィリピン人の親あるあるです。
フィリピン人はとにかく写真とFacebookが大好き。
Facebookに載せるために必ず子供を写メとビデオで撮影しているので、まわりが見えてないことも多く、他の子にぶつかるとか、他の子の順番を気にしないとかそういうのはフィリピンあるある。
ただ、自分の子供の写真を撮られて嫌な場合は必ず伝えて方がいいでしょう。
新しくて綺麗なDreamPlayもオススメ。
ただし、マカティやフォートから行く場合は渋滞があるので、お気をつけください。
ゆっくりしたい場合は近くのホテルに家族でプチ旅行も良いかもしれません。
子連れでフィリピンを旅行
ボラカイのシャングリラは子供用のプレイルームもプールもあり家族でのんびり過ごせます。
フィリピンの島のリゾートホテルは安心して過ごせる場所が多いです。
レストラン
サービスや味でがっかりなことも多いフィリピンのレストラン。
好みにもよるけれど、行って失敗はない!というレストランが
Blackbird
サービスはフィリピンでナンバーワンだと思います。
味ももちろん、美味しい。
レストランの内装も素敵なのでドレスアップしていっても浮きませんのでデートで行くのもいいかも。
(実際にお食事中、隣の席の若いカップルの彼氏が彼女にプロポーズしていたことがありました)
もちろん、キッズフレンドリーなレストランなので赤ちゃんも子供も一緒にお食事可能です。
私は生ワサビが大好きなので、いつも新鮮な食材が頂けるソレアホテルの中にある和食 Yakumiによく行っていました。
ホテル・ソレアは内装が美しいので落ち着いた時間を過ごせます。
ハイストリートのオーガニックレストランThe Wholesome Table
ここはテイクアウトにもよく利用しており、サービスも良いですし、お食事もドリンクも美味しいのでよく通っていました。
マニラに住んでいて新しいレストランに何回もトライしましたが、結局落ち着いたのはこの3つのレストランのローテンションでした。
パートナーや外国人のお友達が大好きなNOBUにも行きましたが、和食フュージョンが苦手なのでリピーターにはなれず・・・しかし、やはりNOBU。内装などは素敵でマニラにいる感じはしませんでした。
Mecha Umaも好きでよく通っていたのですが、メニューに変わりがなくあまり行かなくなってしまいました。
ただ、味は美味しいですし、サービスも良いのでレストラン関係で働く友人がマニラに来た際は利用させて頂きました。
マニラ以外だと、タガイタイにあるアントニオズはとても美味しく、ゲストがマニラに来たときは必ずと言っていいほど行っていました。
(ただし、渋滞がひどくなるのでマニラに戻ってくるのに1時間半以上かかってしまったり)
産婦人科・小児科の先生たち
マニラに引越して来て心配だったのは医療について。
ちゃんとした先生はいるのだろうか?
医療施設はきちんとしているのだろうか?
その心配を無くしてくれたのは素晴らしい2人の先生たち。
一人は婦人科の先生。
私のまわりの妊婦たち(5人)は皆同じ産婦人科の先生に診てもらい、小児科の先生はこの産婦人科の先生が紹介してくれました。
絶対安静の私に何度も携帯でメッセージをくれて、励ましてくれた素敵な先生。
いつもカウンセリングは30分以上かけてくれて、本当に助けて頂きました。
出産はマニラではしませんでしたが、彼女に出会わなければ妊婦生活もマニラではできなかったと思います。
小児科の先生。
肌が弱い我が子、小児科にお世話になることが多かったのですが、ときには緊急で携帯にメッセージしたことも何度もありました。
その際には写真を送ってくるよう言われ、子供の症状が分かる写真を送ると、すぐさま処方箋を写真で送ってきてくれました。
その携帯の画面を薬局で提示して薬をもらったり。
渋滞が激しいマニラでこのような心遣い、本当に助かりました。
いつも親身に子供のことを診てくださったことは忘れません。
※上記インフォメーションは少し時間が経ってしまっているので色々とマニラも変わっているかと思いますがご了承ください。
フィリピンで2年暮らしましたが、住めば都には全くならず、日本・シンガポール・香港と脱出していることが多かったのですが、嬉しかったこともありました。
働きもので信用ができるパートタイムのヘルパーさんとドライバーさんと出会えたこと。
私にとって財産でした。
彼らとは今でも連絡を取っています。
子供が小さいうちはマニラに遊びに行こうとは思いませんが、いつの日かまたマニラという町を見てみたい気持ちもあります。
新しい大統領になり賛否両論はありますが、フィリピンという国がみんなにとって安全な場所になり、暮らしやすい場所になりますように願っております。
気づけば一年近くブログを放置していました
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
出産・子育が忙しかったのと、マニラにあまりおらず・・・こんなに時が経ってしまった!
結論を率直に申し上げますと、マニラでの子育は私には合っておらず
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
この国で子育てするのが楽と思う人、思わない人はくっきり二手に分かれると思うんです。
楽だと思える人は、ヤヤ(乳母さん、ナニー)に子供を預けることができて、自分の時間や夫との時間を楽しめる人。
楽だと思えない人は反対の人。
自分の子供を預けるのは気が引けてしまい、何でも自分でやらないと済まない人。
私のまわりの友人は前者、私は後者。
友人たちは他の国に比べ、お手軽にヤヤを雇えるということで、子供一人に対して各一人ずつヤヤがいます。
スーパーに買い物に行くのはヤヤ。
学校のお迎えもヤヤ。
レストランに行くにも、旅行に行くにも、どこでもヤヤが一緒。
彼女たちからは子育てからの疲労感は全く見えず、マニラでの滞在をとても楽しんでいます。
反対に預けることができない私は赤ちゃんとスーパーへも、レストランへも一人で行きます。
日本だったら当たり前のことであり、問題のないことなのでしょうが、残念ながらここでは問題も起こり・・・
フィリピンの人たち、赤ちゃん好きなのはありがたいのですが、とにかく人の赤ちゃんに触りまくるのです。
日本で知らない人の赤ちゃんを突然触るっていうことはなかなかないと思うのですが・・・とにかく触る。
道端でもスーパーでも空港でもどこでも、顔や腕、足ととにかく触る。
家族や友人ならもちろんウェルカム。
でも赤の他人。
しかも、未だに自分の手だって消毒して赤ちゃんに触るのに、知らない人に触られるとちょっとあなたたちと、私は常にイライラしちゃうんですよね。
もちろん、はっきりと”触らないで”とも言います。
触られると察知したら”肌が弱いから触れないでね”
と。
どう思われてもいいんです。
赤ちゃんを守るのは母親である私。
ある日、スーパーでお会計をしていたらレジの女の人が赤ちゃんに手を伸ばし、突然赤ちゃんが口にくわえていたおしゃぶりを引っこ抜いて
”ベイビー、話しなさいよ”
と一言。
赤ちゃんはびっくりして泣いてしまいました。
これには怒り心頭。
”なぜそんなことをする必要があるの?”
そう聞くと、何も答えず”ベイビー”と赤ちゃんに話しかけてるその女性。
許せませんでした。
マニラでの子育て、赤ちゃん触るだけが問題だけじゃなかったのですが、ここだと子育てが全く楽しめないということと、子供の将来の教育のことも考え、マニラから引っ越しました
![ニコニコ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
マニラでの生活、小さな子供が居なかったら、小さい子供がいてもヤヤがいる生活が楽しめるなら問題ないと思うんです。
たまたま私には合ってなかった。
良いところもありましたので、最後に数日間それをまとめてブログしたいと思います
![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
9月頃からクリスマスのデコレーションが始まり、街にはクリスマスソングが流れるマニラ。
そして、クリスマスが近づくにつれて、どんどんテンションが上がりまくるフィリピーノ達。
一年で一番重要な日だから納得出来るけれど、そんなにクリスマスにテンションが上がらない私は、9月からクリスマスをずっと味わってるため、12/25本番の日にはすでにクリスマスを一生分満喫したような感じで、
クリスマスはもういいわ![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
と、疲れ切ってしまったのが正直な気持ち。
本日クリスマス本番の日、街中はシーンとしていました。
こんなに静かな日は初めて![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
いつも渋滞なマニラも場所によってはガラーンとしてます。
お店も閉まってるし、なんだかシーン。
日本の元旦のような?お盆のときの東京のような?感じかな。
とても静かです。
ほぼレストランは閉まっていますが、開いてるお店もあります。
EarlyBirdBreakfastClubもそのうちのひとつ。
ここは朝ご飯だけをサービスしているレストランで、週末は24時間営業。
日曜日から木曜日は朝7時から夜の10時まで営業。
ココナッツのパンケーキなのですが、木屑みたいな粉が大量にかかっていてムセるムセる。笑
食べるのが大変でした。
普通のパンケーキの方が美味しいけど、せっかくフィリピンに住んでるから一回くらいはローカルフードも満喫して良かったかな。
フィリピン料理だけではなく、他にもメニューは豊富にあります。
(アメリカンスタイルの朝食が多いかな)
内装が可愛いレストランなので、日本人の女性は好きな気がします。
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カップに
メリークリスマース
のメッセージが。