世界中に知られたフランス語の一つである voilà(ヴォワラ)。
英語圏の人々が想像するのは、ウェイターまたはウェイトレスが銀食器の蓋を開けて、voilà!! と豪華なフランス料理を披露する風景。または手品師が帽子の中から、voilà!!! と言ってウサギを出すような状況。
もちろんフランスでも、このようなシチュエーションで使うけれど、もっと日常的にいろいろな場面で使われるもの。
1、語源通りの意味
voir(見る)+ là(それ、そこ)= voilà(これを見て)ということで、何か見せたいものを提示して使用:-Voilà, le canal St-Martin(見てください、これがサンマルタン運河です)
2、お店で
店員が顧客に、商品やお釣りを渡すとき:-Voilà votre monnaie(はい、お釣りです)
3、C'est の代わりに
c'est(it is)と置き換えて使用:-Voilà où il habite maintenant(ここが、私の今住んでいるところです)
4、Bon voilà
会話の締めくくりに bon を伴い、言いたいことは全部述べました、という意志表示:-Bon voilà (はい、以上です)
5、予期した結果が表れたとき
待ちに待った電車が来た時など、[vwaaa-lah](ヴォワーーーーラ)と真ん中を伸ばして結果を歓迎。また「落とすから危ない」などと警告したことが、実際に起こってしまった時、「ほら、見たことか」という意味で使うことも。
6、et voilà
voilà に et を伴い、et voilà と使用することも。この場合、et は単なる強調。
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相手の話に、「そうなの、その通り(That's it!)」と応えるときによく使いますが。これは上の5番にあたるのかな。
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