最近市販でもよく見るスポーツ用プロテイン製品ですが、今回は医療用のお話です。
病気による食欲不振、または嚥下障害で、必要なだけタンパク質(プロテイン)が取れず、患者が栄養障害(低栄養)に陥ると、フランスの医師は医療用プロテイン飲料を処方してくれます。
処方箋を薬局に持って行くと、健康保険(assurance maladie)を使って入手することが可能です。
これ1本(200ml)で、プロテイン20g、およそ400キロカロリーを摂取することができます。成人1日のプロテイン摂取量は50~65gということなので、1本で3分の1程度摂取できることに。
お味はイチゴ、ピーチ、マンゴー、ナシといったフルーツ系から、キャラメル、バニラ、コーヒーといったグルメ系まで勢ぞろい。
ミルクのプロテインでできた製品なので、ベタベタっとしたのど越しは否めませんが、病気でない私にはデザート感覚で飲めてしまいます。
でも、患者である夫にとっては、そうもいかず。
いろいろ試した結果、キャラメル、バニラ、コーヒーといった、クリームデザートとして、一般に食べるようなフレーバーが割と飲みやすい、という話。
イチゴもイチゴ牛乳が好きだった私にとっては、何の苦痛もないのですが。夫には不評。
ヨーロッパでも、ネスクイックからイチゴ味が出回っていますが、一般的にはヨーロッパでイチゴ牛乳やフルーツ牛乳というのは、あまり馴染がないのかもしれません。
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