クロワッサンの中に、クッキー生地を入れて焼き上げたクルッキー(crookie)が、パリの巷で大流行。

 

 

パリのパティシエ、ステファン・ルヴァール氏が、クルッキーを考案したのは2022年のこと。以来、パリ9区にあるメゾン・ルヴァール(Maison Louvard)にて、1個5.90ユーロ(970円)で販売。

 

「常連客のために作った」という品が、インスタグラムのThe Ultimate Guideに取り上げられて、売上が1日150~200個に上昇。

 

そして2023年、今度はTikTokのインフルエンサー、Johan Papz氏に取り上げられて、事態はついに狂気化。

 

話題のTikTok映像はこちら:-

 

 

「何百人もの人が毎日来るよ」というルヴァール氏は、「多くが18~25歳くらいの若い人たち。みんなスマホを手に、ポーズをとっている」と、フランス通信社に語るところ。

 

依然として、パン屋の前の行列が短くなる様子はなく。現在、1日の生産量は1,000~1,600個ということで、新たに従業員2人を増員したという話。

 

ルヴァール氏は喜ぶ半面、「ちょっと異常だよね」と困惑気味。「いつかは終わりが来る。クロワッサンにクッキーを入れただけ。革命的な発明品ではない」と遠慮がち。

 

そしてクルッキーは現在、世界中に拡散し、ブリュッセル、ニューヨーク、テルアビブ、そしてシンガポールでも製造販売者が出現。

 

「特許なんて申請しないよ」というルヴァール氏は、「裁判所で、地球の半分の人を敵に回す気はない」と。

 

ニューヨークではこれまでに、クロワッサンとドーナツを掛け合わせたクロナッツ(cronut:2013)や、クロワッサンとボンボローニ(イタリア)を掛けわせたクロンボロー二(Cromboloni/New York Roll:2022)が話題に。

 

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クルッキー、これは美味しいと思います!!

 

そもそも外来品であるクッキーだけれど、フランスにもかなり浸透。こんな田舎のパン屋でも、「自家製クッキー」を目にするように。でも昨日買ったのは、ちょっとイタリアのマカルーンに近い感じで、砂糖と卵が多くて粉とバターが少な目な印象。パティシエの方はそれぞれに、いろいろ研究されているのでしょうね。

 

 

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