庭の草刈りに山羊を飼う里親制度の導入で、ここ5年間のうちに屠殺を逃れた山羊の数は1,000頭以上に及ぶほど。

 

 

動物愛護団体 Règne Animal は、屠殺に送られる山羊を救うべく、庭の草刈りに山羊を飼いたい家庭を募集。すべての山羊は、北フランスはソンム県とエーヌ県の酪農家から送られてくるもの。

 

今年度(3月、4月)の企画では、生後1~2週間の子山羊200頭が、里親となる家庭を募集。通常、母山羊の生乳を必要とする酪農家らは、余分な子山羊を屠殺へ送らざるを得ないというのが実情。

 

企画を運営する団体職員は、「提携する酪農家は子山羊が生まれると、屠殺場に送る代わりに、団体に連絡するというシステム」と説明。

 

山羊を受け入れる条件は、以下の通り:-

 

1、最低2匹の子山羊を引き取る

2、2匹につき1,200㎡の庭(土地)と、その周りに高さ1.5mのフェンス(柵)を必要とする

3、暖かい小屋を用意する

4、子山羊が3~4か月に成長するまで、1日3~4回哺乳瓶で授乳する

5、子山羊は使役動物ではなく、ペットとして扱うこと

 

2021年度において、酪農家が母親の生乳を必要とするために屠殺された子山羊の数は、812,000匹に上ると推定。

 

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母山羊の生乳のために、こんなに多くの子山羊が犠牲になっているとは!5年間で1,000匹が救済されたものの、1年で推定812,000匹が屠殺されるとは、比べものになりません。

 

この辺りでも、庭で草を食む山羊たちをときどき見かけます。子供の友達にも、ペットとして羊を飼っている人がいるようです。

 

 

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