3月3日日曜日、イヴリーヌ県(県庁所在地:ヴェルサイユ)にあるモール(Maule)の町で、未亡人女性(74歳)の遺体が、自宅として使用されていた物置小屋から発見。

 

女性が生活していた物置小屋

 

2人の息子たちとは交信がなかったという女性は、水道も断熱材もないこの仮設住宅のような物置小屋にて、簡易暖房だけで1人暮らしていたという話。

 

顔見知りだったという発見者は、片足と顔の片側がネズミに食われた状態で、床に横たわる女性の遺体に驚愕。7匹の猫と生活していた女性も、最期はネズミとの共存をも余儀なくされたということに。

 

ここ数年、近所の住民やボランティアの人々が女性を支援していたということで、「誰に何を頼むこともなく、かわいらしい人だった」と、印象を語る次第。

 

「アルコールが最大の問題だったけれど、このような状況で暮らしていたら、誰が飲まないでいられようか」とも。

 

ほぼ毎日、食べ物を届けて、話し相手になっていたという女性も、「最初は支援を全く受け入れてくれなかったけれど、少しずつ近づいて信頼関係を築き上げた」と。

 

保護の必要が認められた女性は、ボランティアが住宅を見つけたものの、その住宅は最終的に他の人に当てがわれてしまうという事態に。

 

モールのリシャール町長は、「我々はできる限りのことをしてきた」とし、女性は月曜日、町の共同墓地に埋葬された次第。

 

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このような状態で発見されたのは残念ですが、ボランティアの方々の支援って本当に重要なのだなと実感します。女性のご冥福をお祈りします。

 

 

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