フランスの公共職業安定所であるFrance Travail(旧:Pôle emploi)は、2023年度の第4四半期における失業率が0.6%(19,400件)低下したことを発表。国立統計経済研究所(INSEE)によると、第3四半期の失業率は7.4%。

 

 

2023年度に採用が決まった仕事の53%が、一般広告からではなく、ソーシャルネットまたは実生活での友人網、または口コミによる推薦によるものであることが明らかに。

 

一方、Le Parisien-Aujourd’hui en France紙は、2024年度における採用を予測するコラムを掲載。

 

それによると、最も採用の可能性が高いと見込まれる分野は以下の通り:-

 

1、航空宇宙産業

タレス(Thales)、サフラン(Safran)、ダッソー(Dassault)、そしてエアバス(Airbus)といった会社が、雇用を拡大

 

2、原子力産業

発電所の改修と新しい原子炉の建設

 

3、兵器産業

フランスの地政学的(地学的、そして政治的)な状況から需要が拡大

 

4、環境、再生可能エネルギー産業

廃棄物の分別や風力発電など

 

これに対し、採用の可能性が低いと見込まれる分野は:-

 

1、建設産業

2、公共事業

 

また、地域的な採用傾向は:-

 

1、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏(首府:ナント)

造船産業の最先端地域であり、サン=ナゼール(Saint-Nazaire)にある、アトランティック造船所(Chantiers de l'Atlantique)では、現在400件の長期労働契約者を募集するところ

 

2、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏(首府:マルセイユ)

ソーラーパネル産業がブーム。製造地として業界の中心を担っており、福利厚生の一環として、従業員の子どもたちを通わせる、独自の学校を設立するまでに。

 

3、リヨン

ビデオゲーム産業が、最大の雇用を創出

 

・・・・・

 

やはり航空宇宙産業と緑の雇用、需要が伸びる分野ですね。エネルギー不足で、原子力は見事に返り咲き。戦争がある限り、兵器分野は衰えず。

 

 

ペリゴール地方・中世の町巡り~お問い合わせは、フェイスブックで!

 

ランキングに参加中。よろしくお願いします!

海外ランキング