フランスの新しい移民法(Loi immigration)が土曜日、正式に法律として可決。
過激化した外国人の追放など、入国管理と安全保障を重視した新法だけれど、滞在許可証を申請する外国人に、フランス語を学ぶことを要件としているのも特徴。
法案を提出したダルマナン内務大臣(写真上)は2022年、「今日フランスに滞在する外国人の4分の1が、フランス語を理解しておらず話すことができない」と説明。
具体的に要求される言語レベルは以下の通り:-
1、carte de séjour
(フランスに到着して初めて申請する滞在許可証で通常1年有効)
従来通り言語テストはなく、移民局(OFII:Office français de l'immigration et de l'intégration)はフランス語が理解できない人に対し、言語レッスンを受けるよう指示。
2、carte de séjour pluriannuelle
(1の次に申請する滞在許可証で通常4年有効)
DELFのA2レベル、またはそれ以上の言語能力を証明する証書(diploma)、もしくは移民局に指示された言語レッスンの修了証明書が必要。
3、Carte de résident
(1、2を経て、5年以上滞在する人が申請できる滞在許可証で10年間有効)
DELFのB1レベル、またはそれ以上の言語能力を証明する証書(diploma)、もしくは移民局に指示された言語レッスンの修了証明書が必要。
DELFのレベルは日仏文化協会のサイトを参考にすると:-
フランス語のレベルについて|フランス留学|日仏文化協会 (ccfj.com)
新しい移民法の全容はこちら:-Loi immigration intégration asile du 26 janvier 2024 | vie-publique.fr
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DELFを取得するほかにも、初回の滞在許可証で言語レッスンに通い、修了証明を取得するという方法もあるのですね。
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