フランス公衆衛生局が1月23日、国民の飲酒実態の最新データ(2021年度)を発表。
報告によると、全国平均で国民の8%が、毎日飲酒していることが明らかに。
しかしこれには地域差があり、最も飲酒率が高いのは、11%の南西仏オクシタニー地域圏(首府:トゥールーズ)。
地域圏ごとに示す、毎日飲酒する人の割合
(18歳~75歳を対象)
そして、10.2%の同じく南西仏ヌーヴェル=アキテーヌ(同:ボルドー)、そして西仏9.7%のペイ・ド・ラ・ロワール(同:ナント)が続くところ。
8.4%の北部中央サントル=ヴァル・ド・ロワール(同:オルレアン)は全国平均に近く、6.8%の北部オー=ド=フランス(同:リール)は全国平均より低いという状況。
フランス領ギアナ、マルティニーク、グアドループ、レユニオンといった海外県もすべて、毎日の飲酒率が5%と低く。
全容はこちらのサイトから、PDFファイルをダウンロード:-La consommation d’alcool des adultes en France en 2021, évolutions récentes et tendances de long terme (santepubliquefrance.fr)
また一度に大量の飲酒を摂取する「暴飲する飲み会(le binge-drinking*)」に、最低でも1か月に1度は参加するという人の割合は、全国平均で16.5%。
*暴飲(le binge-drinking)の定義:1度の(1回の飲み会につき)アルコール摂取量が6杯を超過する飲酒
地域圏ごとに示す、1か月に1回は暴飲するという人の割合
(18歳~75歳を対象)
平均値を超える割合で、住民が飲み会に参加しているという5つの地域圏は:-
ペイ・ド・ラ・ロワール(首府:ナント)22.6%
ブルターニュ(同:レンヌ)21.6%
フランス領ギアナ(南アメリカ北東部)19.2%
オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ(同:リヨン)17.3%
ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ(同:ディジョン)16.9%.
フランスでは毎年、およそ41,000人がアルコール摂取に関連する病気で死亡しており、早死の主要な原因として公衆衛生局が警告するところ。
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ワインなど、アルコールを摂取する人が少なくなっていると言いますが、「飲む人はとことん飲む」ということでしょうか。
毎日飲む人の割合が高い地域圏と、一気飲みする人の割合が高い地域圏が異なるというところが、また興味深いところです。
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