パリのドイツ人ホームレス(SDF:sans domicile fixe)旅行者が、1か月のうちに14回警察に拘束され、司法上の記録を更新。

 

 

このドイツ人旅行者は、すでにこれまでの有罪判決で、フランスから国外退去命令(obligation de quitter le territoire français)を受けている次第。

 

パリ検察は金曜日、2日に1回の割合で警察署を訪問する犯罪歴に、「司法史上の記録を更新した」と、ため息交じりに報告。

 

ベルリン出身というこの39歳のドイツ人旅行者は、フランス語を話さず。今回はパリ17区にて、ZARAのブティックからコートを盗もうとした上、バーで2杯のドリンクをタダ飲みしようとした、ということで警察に拘束。

 

「店で自分の好きなものを手に取り、レストランで好きなものを飲み食いすることは許されない」という裁判長の説明を、英語しか話せない通訳が、このドイツ人旅行者に訳し聞かせるところ。

 

すでに2016年から2023年の間に、ドイツでも38回に渡る犯罪歴を記録しており、「これほど繰り返すとは、精神疾患に違いない」という弁護士のコメント。

 

これに対し当のドイツ人旅行者は、「年末のお祝いにやって来た。20区にいる友人に招かれたから」というものの、旅券等の書類も、現金も、携帯電話も持っておらず。

 

すでに前回の有罪判決で国外退去命令が出ているものの、ドイツ大使館へ行って問題を解決しようという意思も見られないということ。

 

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病的窃盗でしょうか。EUをまたいだホームレス旅行者には、どういう対応ができるのか?

 

国外退去命令が出ても、ドイツとフランスの間に国境はないので、チェックしようがないのでしょうか。

 

 

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