フランスのホット・ワインは、ヴァン・ショー(Vin chaud)。
ヴァン・エピセ(vin epicé)とも呼ばれ、ローマ帝国時代から「コンディタム・パラドクサム(conditum paradoxum)」という名で、ハチミツにサフラン、そしてコショウといったスパイスを効かせて飲まれていたもの。
クリスマスの時期に飲まれるようになったのは、19世紀末以来。ドイツのクリスマス市で、店ごとに独自のヴァン・ショーを振舞ったのが徐々に定着。
フランスではアルザスにて商人が赤ワインを温め、シナモン、クローヴ、ハチミツ、そしてレモンピールやオレンジピールを加えたものを提供。
アルザスでは、白ワインを使って作られることも。使われるワインは、リースリング(Riesling)やピノ・ブラン(Pinot Blanc)など。
ヴァン・ショーは、比較的若い、フルーティーなワインで作られるのがベスト。ブルゴーニュやアルザスのピノ・ノワールや、ボジョレーが最適。
質の悪いワインや、タンニンの多いワインは避けるべき。温めることにより、これらのマイナス要素を引き出してしまうため。ワインのアルコール度は、7~14%の間が勧め。
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白ワインのヴァン・ショー、試してみたいですね。
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