フランスに狩猟シーズン到来。通常は、9月から2月まで。全土94県それぞれの狩猟連盟が、県ごとにシーズンの開始日と終了日を設定するところ。

 

 

フランスで狩猟免許を持つ人の数は500万人、そのうち実際に活動してるのは100万人ほど。これに50万人の予備免許をもつボランティアがいるという話。

 

そしてこれら猟師を取りまとめる、国の猟師連盟(Fédération Nationale des Chasseurs)が、自然空間の保存と、国で3番目といわれる、この娯楽の保護に努める次第。

 

狩猟は国で人気を集める一方、ブリジット・バルドー財団をはじめとする、動物愛護団体から批判を受けるところ。これらの反対団体は、狩猟事故の数などを挙げては、狩猟の規制強化に貢献。これが功を奏してか、狩猟による死亡事故件数は、2003年の29人から、2023年の8人と大幅に減少。

 

猟師連盟いわく、狩猟の基本は、環境のバランスを保つこと。特定の個体数が増えるのを防ぐべく狩猟が必要ということで、イノシシがその代表格。

 

イノシシの個体数は、ここ50年間で急増し、フランスでは現在、100万頭が生存。1970年に撃たれたイノシシが3.5万頭だったのに対し、2021年のそれは80万頭まで増加。

 

今日、イノシシが原因で発生する交通事故の数は、年間3万件。イノシシによる農地への被害額は、3,500万ユーロ(55億円)と推測されるところ。

 

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イノシシにぶつかると、車も壊れますからね。先週末から、遠くの方で銃声が聞こえます。猟師の皆さん、安全第一を心掛けてご活動を。

 

 

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