南仏アルプスは、ディーニュ・レ・バン(Digne-les-Bains)にほど近い村で土曜日、2歳児エミールくんが行方不明に。

 

 

何が起きたか?

 

2歳半になるエミールくんは、人口129人の村、ル・ベルネ(Le Vernet)の祖父母宅に、14、15、16歳の親戚の子供らと、夏休みの休暇で滞在。

 

家族が外出のために車に荷物を積んでいる最中、エミールくんの姿が見えなくなったということ。土曜日午後5時15分頃にエミールくんが姿を消し、午後6時頃に家族は正式に通報。

 

警察の動き

 

ディーニュ・レ・バンの警察が捜査を開始。土曜日午後6時40分以来、捜索隊が手掛かりを見つけるべく、一帯を捜査。警察官に加え、消防隊員、探知犬、そして地元のボランティアらが、捜索に参加。

 

赤外線熱探知技術を使った、ヘリコプターも出動。土曜日は暗くなるまで捜索が続けられ、翌日日曜日も朝6時から捜索が開始。

 

「エミールくんが足を滑らせたのではないかと思われる、危険なところを探している」というフランソワ・バリック村長は、「長いこと村長をしているけれど、こんなことは初めて」と。

 

手がかりは?

村長いわく、「家族は、エミールくんが自分の意志で家から歩き出した、と考えているものの、それでなければ、誘拐の可能性もあると考えている」と。しかし、今のところ誘拐を疑わせる手がかりは皆無。

 

「エミールくんが祖父母宅を背に、下り坂を歩いている姿を目撃した人が2人いるものの、さほど気に留めずにいた」という村長は、「小さい安全な村なので、子供が1人で歩いていることもある」と説明。

 

「ここは、子供たちが自由に歩ける、安全で静かな村。観光客が、たまにハイキングに来る程度。村のはずれは行き止まりで、出入りする車はすべて見える。家は20軒ほどしかなく、町の全景は一度で目にすることができる」という村長。

 

「エミールくんは、よく歩く子供。祖父母宅の周りには、急な坂道もある。溝にはまったのかもしれない」と可能性を示唆。

 

月曜日は警察60人、消防士24人、ボランティア200人が捜索に参加。現在のところ、誘拐警報は発令されておらず。

 

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ご家族の方の気持ちを思うと、心が潰れそうです。元気な姿で見つかってほしい。そう願うばかりです。

 

 

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