観光客が戻ってきたフランスでは、特定箇所に観光客が集中することにより過剰な混雑が発生し、環境破壊や観光客に不満をもたらす、オーバーツーリズム(over-tourism/surtourisme)が問題に。

 

パリ・モンマルトル

 

これに対しフランス政府は日曜日、観光客の流入を調整する計画を発表。

 

パンデミック前のフランスは、世界で最も多くの訪問客を受ける国であり、2023年度もこの栄冠を保持できる可能性が濃厚。

 

しかし80%の観光客が国の20%のエリア、特にパリ、南仏のリヴィエラ、そしてノルマンディーのモン・サン=ミシェルに集中。

 

政府はこの特定エリアの観光客の数を減らし、人里離れた未知の世界の開拓に人々を誘導したい意向。

 

オーバーツーリズムの対応手順として、政府が提案する4項目は:-

 

1、データの収集

オリヴィア・グレゴワール観光担当大臣いわく「フランスは観光大国であるにもかかわらず、データ不足に見舞われている」と。観光客に人気のある地域のデータを収集すべく、政府は監視機関を設置する予定。

 

2、正確な定義づけ

「オーバーツーリズム」や「ピークシーズンの訪問者数」といった表現の定義づけを行うべく、政府は2023年末までに、観光産業に従事したことのある人々で構成されるグループを創設予定。

 

3、コミュニケーション

政府はインフルエンサーと協力して、国内からの観光客、および外国人観光客の双方に焦点を当て、観光客がなるべく国内に満遍なく分散するよう、各地に点在する観光地に対する人々の認識を高めていく予定。

 

4、デジタル・プラットフォームの設立

2024年の前半において、フランス政府は観光産業で働く人々を助けるべく、1の監視機関が収集したデータを打ち込んだ、デジタル・プラットフォームを推進する予定。

 

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オーバーツーリズム、贅沢な悩みでもある気がしますが。観光客は、国中に満遍なく欲しいものですね。でも、電車があまり頼りないからなあ・・・

 

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