毎年5月第2日曜日は、ジャンヌ・ダルクと愛国心の記念日(Fête nationale de Jeanne d'Arc et du patriotisme)。一体この日は、誰がどのようなお祝いをするのか?

 

 

1、ジャンヌ・ダルクとは?

15世紀に生まれたジャンヌ・ダルクは、百年戦争の重要な戦いで勝利を収め、1429年5月8日、イギリス軍からオルレアンを解放。しかし1430年、イギリス軍に捕らえられた後、異端の疑いで翌年、火刑に処せられ、19歳で生涯を閉じることに。

 

2、どのようにして祝われるようになったか?

ジャンヌ・ダルクは死後、レジスタンス(抵抗)運動のヒロインとして崇拝。国民議会は1920年、愛国心の記念日としてジャンヌ・ダルクの日を制定。

 

3、どのように祝われるか?

パリでは防衛相が、1区にあるピラミッド広場のジャンヌ・ダルク像の前で、軍事パレードを開催。この記念日とは別に、オルレアンでは毎年5月上旬、町の解放を記念して祭典が開催。

 

4、誰が愛国心の記念日を祝うか?

極右の政治家らが、自らをジャンヌ・ダルクと関連性を主張してお祝い。国民連合となってからは、祭事とは距離を置いているものの、前身である国民戦線は1979年から1988年まで参加。

 

極右活動家もしかり。


今年は、先週の極右集会が議論を呼び、ダルマナン内務大臣は、極右集会の禁止を指令。これを受けたパリ警察は、公の秩序が懸念される、週末の集会6件を禁止。

 

しかしパリの行政裁判所は土曜日、「公共の混乱を扇動するものではない」と判断。警察の禁止令は無効となり、500人ほどの極右抗議者らが日曜日、パリの町を行進。

 

先週の極右集会の話題はこちら:-パリ警察はなぜネオナチの集会を許可したか?戦氏記念の週末 | 南西フランス田舎暮らし (ameblo.jp)

 

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最近、極右の話題が多いですね。

 

 

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