イギリスのEU離脱(ブレグジット)後、不安定な関係にあるイギリスとフランス。そんな中で就任した、トラス新首相。「関係修復の見込みは低い」というところが、専門家の見方。
トラス氏は保守党の党首選挙を前に、「仏マクロン大統領は、敵か味方か?」という質問に対し、「まだ判断できない」と回答。
これに対しマクロン大統領は、「誰が首相になっても、友好的な同盟国であることに変わりはない」と発言。
元在仏英国大使であったピーター・リケッツ氏は、「トラス氏は保守党の立場を強調して、ヨーロッパに厳しく、マクロン大統領に厳しく、という姿勢を示している」と解説。
マクロン大統領は2017年に就任以来、EU推進政策を打ち出しており、イギリスにとってフランスは、ブレグジット後の緊迫状況に対する格好の攻撃対象に。
「イギリスとフランスはその近さゆえに、人と貨物の往来が激しく、ブレグジットによるいらだちは、この2国間で最も発生する傾向にある」という元大使。
2020年、イギリスを出発した55%の貨物トラックが、ドーバーとカレーを結ぶフェリーか列車を利用したという、イギリス政府の発表。一方フランス政府は、2019年にフランスを訪れたイギリス人は、1.2億人まで上ったと報告。
2020年以降は、コロナ規制とブレグジットによる入国規制で、国境が大混雑。EU懐疑派のイギリス人政治家やはタブロイド紙は、フランスの頑固な姿勢を非難。
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新首相になっても、混乱状態はあまり改善されない、期待できない?!
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