パリの英語ガイドがダイジェストして伝える、お気に入りの歴史。今回は、太陽王(The Sun King)と呼ばれたルイ14世に続く、快楽王(Fun King)とガイドたちが呼ぶルイ15世のお話。

 

ルイ15世が建てた、パリのパンテイン

 

狩猟や舞踏会に明け暮れ、贅沢三昧な野生的ライフスタイルを好んだ、フランスの君主たち。中でも在位時から、遊び放題だったというのが、ルイ15世。

 

噂によるとセックス・パーティーを主催し、何百人もの女性を集めたハーレムを抱えていたという話。愛人がいたというのは、歴史的にも有名なところ。

 

結局、最後はイギリス人がフランス病(the French disease)と呼ぶ、「梅毒(syphilis)」に感染してしまった次第。抗生物質のなかった時代、これは死を宣告する病気。

 

ルイ15世の助言者は、「教会を建てて、神への献身を表明すれば救われる」という可能性を示唆。王は早速、サン=ジュヌヴィェーヴ(Saint-Genevieve)教会、現在のパンテオン(Le Panthéon)の建築を委託。

 

建築の最中に、王の症状は一時的に緩和。梅毒の症状は断続的に続くものだと知らずして、労働者たちに建築を急がなくてもよいと指示したのが運の尽き。

 

再び重症に見舞われた王は、教会の完成を見ずにこの世を去った次第。

 

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困った時の神頼み。本当に世俗的な王様でした。愛妾ポンパドゥール夫人は有名。この後フランスは、革命の時代に突入していくわけですね。

 
 
 

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