40年に渡って地元の経済を支えてきたフランス最古の原子発電所、フェッセンアイムの操業が月曜日に電源を切られて完全に終了。環境活動家らは歓迎するものの、そうでない人も多いところ。
東フランスはフェッセンアイム原子力発電所にある、2つ目で最後となる原子炉のスイッチが午後11時に切られたことを、国営電力会社であるEDFが発表。
長年に渡って、その汚染リスクを訴え続けてきたフランス、ドイツ、スイスで活動する反原発活動家らは、この閉鎖を歓迎。
しかし「順調に過程を進んでいる」と確認報告したブレンダー市長は、原子力発電所の閉鎖を「不条理で不可解なもの」とし、「地元経済へ大きな打撃であることは間違いない」と吐露。
フェッセンアイム原子力発電所では2017年末、1,000人以上の従業員とサービス事業者が勤務。しかし2023年まで続く、燃料除去作業に必要な人数は、たったの294人。その後の完全解体作業に至っては、たったの60人しか必要とされず。
この原子力発電所の閉鎖は、アルザス住民およそ2,500人の暮らしを危機に陥れると推測されるところ。職を失うであろう住民たちは将来の不安を隠しきれず、怒りを露わに。
労働組合(CGT)は、「なんてことだ。残酷な事態だ」と。また多くの人々が「死にたい」とツイート。
政府は従業員を、EDFのほかの部門に配属させることを提案。しかしそうなると、家族と離れ離れになることは必須。
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環境保護活動は、ここが問題。廃止、停止させなければいけない物でも、現にそこで生計を立てている人が存在するということ。犠牲ではなく、保護前進させる必要が。
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