アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に収容され生き残り、のちに妊娠中絶を合法化した政治家シモーヌ・ヴェイユ氏を称え、パリメトロ3号線の駅名ウロップ(Europe)を、ウロップ=シモーヌ・ヴェイユ(Europe-Simone Veil)に改名。

 

 

2017年6月月30日に亡くなって以来、フランス中がヴェイユ氏の尋常ならぬ人生を称えているところ。

 

昨年マクロン大統領がパンテオンに埋葬することを発表したことに続き、このたびイル=ド=フランス地域圏のヴァレリー・ぺクレス知事が、「家族の同意を得て、欧州議会初の女性議長に就任したことを称えて」この駅名の改名を発表。

 

2015年にはフランス人が称える女性NO1に選ばれたヴェイユ氏は、保健大臣を務めていた1975年に妊娠中絶を合法化したことで有名に。この法案を通す際、反対派から脅迫され車や家にドイツナチスの紋章である卍の落書きをされるなど、極めて困難な時期を体験したという話。

 

業績を称えて人名を道名や駅名に与えることの多いフランス。わが家の前の田舎道にも、村の功労者の名前が。素晴らしい習慣です(*´▽`*)

 

 


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