木曜日に予定されているストライキで、多数の電車と飛行機がキャンセル、学校や託児所が閉鎖される予定。ストライキをする組合側は謝罪しながらも、できるだけ混乱を大きくさせるべく力を尽くしているという話。
電車や飛行機のキャンセルで、通勤の足に支障が出るのはもちろん、学校と託児所の閉鎖で頭を掻きむしられるワーキングペアレンツ。「ストライキが通勤者にとって悪夢なのはわかっている」というのは組合代表。では止めてくれ!と言いたいところだけれど・・・
「我々だって、ストライキより政府と交渉がしたい。けれどサルコジ政権、オランド政権、そしてマクロン政権と、いまだにその機会を与えてくれない状況で、公共サービスの未来において、このストライキが最後の砦であることをわかってもらいたい」と。
フランスの公務員は、賃金を巡って長いこと交渉中。現在賃上げは凍結され、疾病手当の規定変更に不満が噴出。組合側は「マクロン大統領は、国営企業を打ち潰そうとしている」と非難。
またマクロン大統領は、この5年間の任期中に120,000件の公益事業の雇用を削減することを約束し、自主退職を勧めていることで、公益サービスの質が落ちると懸念されているところ。
またもっと契約社員を使い、給与は年功序列でなく成果主義にせよという動きは、伝統的な雇用保証を揺るがすものであると組合側は指摘。
「ここ数年で政府から受けているのは、人員削減のみ。このストライキはただの賃上げ交渉ではなく、公益事業の重要性を問うものである」という言い分。
これで、組合に同情できるか・・・ストライキに賛成できるか・・・!?
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