あまり気前よくチップを払うことのないフランス人だけれど、1月1日に町で働く郵便配達人や消防士、そしてゴミ収集人に、お年玉をあげる習慣があるというから驚き。

 

エトレンヌ(étrenne)と呼ばれるフランスのお年玉は、古代ローマに由来する長い歴史を持つ習慣。その昔、人々は新年、浄化、そして幸福の女神ストレヌアを崇拝し、縁起を担いで贈り物を交わしたという話。

 

フランス革命で一時中断したものの、現在に至るまで健在というお年玉習慣。最近では、消防士や郵便配達人が「お年玉」なる寄付金を求めて、カレンダーを持参して各家庭を訪問する姿が見られるところ。

 

 

実際お年玉として今年お金を渡した人は、わずか18%にとどまったということだけれど、果たして相場はいくらほどか?

 

アパートの管理人:30~50ユーロ(4,000~6,800円)

1カ月の家賃の10%というのが相場だけれど、義務付けられているものではないゆえ、姿を見たことがないという場合はあげないという選択も。

 

郵便配達人:5~8ユーロ(680~1,080円)

 

ゴミ収集人:5ユーロ(680円)

 

消防士:5~10ユーロ(680~1,350円)

 

毎年末、消防士がカレンダーを持って来て寄付を募るのが、お年玉習慣の一環だったとは。忘年会か新年会のカンパとばかり思っていました(;´Д`)

 

エトレンヌは、クリスマスのプレゼントとして贈られることもあるということで、イギリスで12月26日をボクシング・デーと称し、郵便配達人などに贈り物を渡す習慣とそっくりです(*´▽`*)

 

 

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