グリーンピースの活動家らが、西フランスの原子力発電所内に侵入し、施設が攻撃に弱いところを喚起すべく花火を設置点火。

 

 

グループはツイッターで「わが活動家が防御地帯に花火を仕掛けた」とし、ルクセンブルクとの国境にほど近いカットノン原子力発電所で撮影した動画をともに公開。

 

朝5時半という夜明け前の侵入に、発電所を運営する電力会社EDFは、「活動家らは原子核を有するエリアに侵入する前に拘束され、発電所内の安全に異常はきたしていない」とツイッターで公表。

 

「15人の活動家が2つのバリアゲートを超えて施設内に侵入した」と告白したグリーンピースは、「原子炉から取り除かれた、放射性の高い燃料棒を有した、使用済み燃料プールの足元に花火を点火した」と。

 

「原子炉ほど保護されていない、使用済み燃料プールのもろさを訴えるための活動」と称するグループは、先に専門家による訪問でこれを「安全性の欠点」と警告していたところ。

 

これに対しEDFは、「原子力発電所は常に監視保護されており安全」と反論し、犯罪やテロ攻撃に対し常時目を光らせていると報告。

 

国内58の発電所に合計63の使用済み燃料プールを有するフランスは、電力の75%を原子力に依存。

 

施設のもろさに関心を注いでもらうために花火を仕掛けるとは・・・その一方で、「監視しているから安全」であるはずの施設に、15人も侵入させられて花火まで打ち上げられてしまうとは。どっちもどっちかな。

 

 

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