泣ける小説!!
ってPOPに惹かれて、購入した小説。
『平場の月』朝倉かすみ
人生の後半にさしかかり、中学時代にコクって振られた、芯の太い女子に再会してから進むストーリー。50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり、危うくて静かな世界が縷々と流れる―。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く、大人の恋愛小説。
以下はネタバレを含む、感想です。
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ものすごくライトな小説でした。
確かに泣けるけど、すごくライト。
心に残った印象としては、どんなに好きでいても結婚してない立場は弱いなぁってしんみりしちゃいました。
入院の付き添いだったり、手術の付き添いだったりは確かに家族に限られる。
救いがなくて、切ない。。。
威張って呼ぶ「青砥」。
笑いながら呼ぶ「青砥」。
たしなめるように「青砥」。
うんと湿り気のある「青砥」。
ここは涙腺崩壊。
結婚って選択や50、60代ってなにを考え、どんな風に人を好きになってるんだろうって考えさせられちゃう小説です。
頭からっぽにして、涙を流してスッキリしたい。
そんなときにオススメです。