ANTI POPE Throw the coffin into the river! | 老いたスナフキン放浪記 3rd season

老いたスナフキン放浪記 3rd season

旅好き音楽好きの懲りない男の放浪記





今日は恵比寿ガーデンシネマへ。















「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」


イタリア映画です。


19世紀のイタリアで実際に起こった事件、エドガルド・モルターラ誘拐事件。スティーブン・スピルバーグが興味を持ち映画化しようとしたけど断念したという。

















1858年のある夜、ボローニャに住むユダヤ人のモルターラ一家の家にローマ教皇直属の兵士が押し入り、24時間の猶予があったものの7歳を迎えようとする息子のエドガルドは連れ去られてしまう。。









 





エドガルドは幼い頃は病弱で両親の知らない間に家政婦がキリスト教の洗礼をしてしまっていた。それを知ったバチカンが拉致したのだ。
エドガルドが送られた先には同じ歳くらいの子どもが20人くらいいた。この子たちもさらわれてきたのか?















親玉の教皇。
強権的かと思ったら臆病なところもありどことなく滑稽に描かれていた。
















奪われた息子を取り戻そうと奔走する両親。
しかしお父さんの方が抜けてるんだよなあ。















母親の面会時には泣いて帰りたいと言っていたエドガルドも着実に洗脳が進んでゆき。。。
















立派な司祭さまになりましたとさ。














しかしミサに来た教皇を突き飛ばすシーンがあり精神が安定してない様子。

反省するために床なめろとかこういうとこムカつくわこのジジイ。
















時代の流れが変わり始め中世以来、小国に分かれていたイタリアも統一しようとする機運が高まり、その旗揚げの暴動がエドガルドの故郷のボローニャで発生。















軍の先頭を走ってるのはエドガルドの兄。

統一へ向かう王国軍は最後の難関のローマへ進軍し、門を爆破してバチカンに突入。そこで兄弟は再会するものの完全にクリスチャン化したエドガルドは兄と決別する。
















騒乱の中で教皇は死ぬ。
天寿を全うしたようだが葬儀の列は市民に襲われ棺が川に放り込まれそうになってた。
この教皇、在位が30年以上と長過ぎたのでかなり支持されなくなっていた。
















ユダヤ人の子どもを誘拐して返してほしくば家族全員、改宗しろとかならず者かよバチカンは。

キリスト教は価値の押し売りが酷いので嫌だ。
















映画が終わって外に出たら雨だった。

ガーデンプレイスのセンター広場にステージが作られていた。今週末にはジャズのイベントがあるらしい。