Rémi sans famille. | 老いたスナフキン放浪記 3rd season

老いたスナフキン放浪記 3rd season

旅好き音楽好きの懲りない男の放浪記





今日は恵比寿ガーデンシネマへ。










フランスの児童文学の名作の2018年の映画化「家なき子」を観てきた。
子供の頃にこの本を読んだかどうか覚えていない。










フランスの田舎の村で暮らすレミ少年。










優しい母親と二人暮らし。
父親は遠くパリに出稼ぎに行っている。
しかし、父親は仕事に石切りの現場で怪我を負い、10年ぶりに帰ってくる。そしてレミは自分が実の子ではないことを知らされる。










父親に孤児院に連れていかれる途中で旅芸人のヴィタリスに銀貨3枚で拾われ、レミは犬のカピと猿のジョリクールと共に旅から旅の生活となる。









映画を見終わってパンフレットを見ると原作とは内容が変わっているようで、原作のままだと映画は3時間を軽く超える波瀾万丈な大作になってしまう。
やっぱりこの本は読んでなかった(^ω^)










ヴィタリスはレミに天賦の音楽の才能を見出だし歌を基礎から教え、字が読めなかったレミに字を教え、レミはヴィタリスを親方と呼んでいたけど、旅の空の下2人は親子のようになっていく。










旅の途中で裕福な家の娘の誕生会の余興に呼ばれたヴィタリスとレミ。誕生会の主役は車椅子の少女だった。










孤独がちだった車椅子の少女リーズはレミと出会い笑顔を取り戻す。










そして、ヴィタリスも何やら訳ありな過去を抱えていた。










原作とは違う展開らしいけど原作読んでないので感動できる映画だった。フランスの児童文学だけど日本人の琴線を刺激する面も充分あったし。












映画の冒頭が年老いたレミが雷の鳴り響く嵐の夜に、雷が怖くて眠れなくなった子供たちに昔話を聞かせる始まりが良かった。

年老いレミを演じていたのが「ニュー・シネマ・パラダイス」で主人公のトトの大人になった姿を演じたジャック・ペランだった。
w(゜o゜)w