人生を良くするために磨きたいスキルの一つが、
「思考力」です。
人間の思考力は、2種類に分かれます。
ひとつが、具体的思考、
そして、もう一つが、抽象的思考です。
この二つの思考力を磨くと、
コミュニケーション力や、仕事、人生設計がよりよくなってきます。
今回は、そのうちの、抽象的思考力に焦点を絞りたいと思います。
そもそも抽象的思考とはどういったものなのでしょうか。
抽象的思考とは、物事の共通点を抜き出し、一つにまとめるということです。
例を挙げると、
「パンジー」と「バラ」は、同じものではないですが、
抽象的に考えると、「花」という共通点が見えます。
これをさらに抽象的にすると、「植物」になります。
このような視点で考えられると、「松」も「クローバー」も「植物」になります。
パンジーも、バラも、松も、クローバーも、「植物」という共通点があることが見えてきますよね。
これを「抽象度をあげる」といいます。
頭がいい人は、抽象的思考力が高いです。
学力は記憶力、暗記力、言語力、創造力など色々な項目がありますが、
頭の良さに1番関係しているのが【抽象的思考力】だと言われています。
抽象的思考ができると、
一見、全く繋がりのない、物事から共通点を見つけ、
それを多面に渡って、応用を利かせることができるようになります。
例えば、
図書館で大きく話したり、食べたりしないという考えは、
「大きな音を出すことで、周りの人の集中力を妨害しない」という倫理から来るものですよね。
これが分かれば、試験中も、映画館も、人が何が説明しているときも、電話中も、
何を言われずとも、自ら、状況を把握をして、
あ、ここのシーンでも、静かにしないといけないところなのかもしれない。と判断できるようになるのです。
これは、子供の頃は、そこまで考えれないことが多いと思いますが、
大人になると多くの人が、自然にできるようになるものだと思います。
もちろん、子供のことに教わった、大人からのしつけもあると思いますが、
心理学者のピアジュによると、
人間は成長するにつれて、抽象的に物事を考えられるようになるそうです。
他にも、抽象的思考が磨かれると、
なんだ、「つまりは」「ようは」、こういうことね。
と「本質」を捉え、
一つのことから、より深い理解を得られるようになるのです。
だからこそ、音楽、漫画、雑誌、映画、ゲームなど、
一見、ビジネスの勉強(人間の勉強)には繋がらないようなものも、それぞれ共通点を見出せ、
本当に、どんなことでも、学習に繋がるんだなと。気づけるようになります。
抽象的思考力は、
特に社長のように未来を見通し方針を決める役割の人や、
人の上に立ちまとめる役割のある人には必須の力でしょう。
例えば、マネージャーや部長を例にだすと、
目の前の具体例や出来事ばかりを見て部下に指示をしている人と、
会社の方針や本人の目指している姿、教育方針、社内状況を踏まえて指示を出す人の
どちらが仕事の出来る人か?どちらが部下のためになるアドバイスができるか?
と問われるときっと後者ですよね。
一つの具体例から、思考を広げていくには抽象的思考が必要になります。
目の前のことばかりに気を取られ、全体像を見失うと、
「本当に大事なものはなにか?」という抽象的部分が見えなくなります。
自分は、「そもそも何を目的にこれをしているのか」という、人生設計にも同じことが考えられますよね。
次は、具体的思考力について、焦点を絞っていこうと思います。