前回のブログからの続きです。

 

こう言ったことは、前提条件が大事ですが、前提条件は人それぞれ。

だって、にんげんだもの。

 

ちょっと他所のFPが想定した前提条件を覗いてみた。。。

 

・ご夫婦の年金受給額が20万円/月        まぁいいでしょう。
・生活費が30万円/月              え?月に30万円かかる?生活費ですよ?!
・家賃が13万円/月 ※更新料は家賃に含むと仮定  これはまぁいいとしようか。
・65歳で退職し、90歳までご存命(25年)    しかたあるまい。

 

まず老後に必要となるお金は【30万円+13万円】×12ヵ月×25年=1億2,900万円

え?ちょっとまって。。。

老後の生活費(家賃込) 毎月43万円!!

この前提条件おかしくね?!

これを現役世代に置き換えると、毎月の給料は50万円以上ですよ。(ボーナス込み)

おまけに貯蓄なしの前提だし。。。

特殊な条件は無視するとして夫婦2人で生活費30万円って一般的に考えて多くね?

現役のDouble income No kids か?

将来どこまで生きるのか分からないのに、毎月30万も使わないでしょ

 

ということで、自分で想定することにしました。

仮に 江分利 満 氏のご夫婦ということにしましょう。

・ご夫婦の年金受給額が20万円/月
・生活費が20万円/月 (貯蓄込みね)
・家賃が10万円/月 ※更新料は家賃に含むと仮定
・65歳で退職し、90歳までご存命(25年)

老後に必要となるお金は【20万円+10万円】×12ヵ月×25年=9,000万円

 

年金が毎月20万円

老後に入ってくるお金は20万円×12ヵ月×25年=6,000万円

9,000万円-6,000万円=3,000万円

仮に退職金が1000万円あれば、2000万円が退職までに揃えておきたい金額ということになります。この「江分利 満」氏の前提条件ではね。

ご自身の場合いくら用意すべきなのか?はご自身でよく考えてみてくださいね。

 

上記貯蓄を確保した「江分利 満」氏の老後も賃貸住宅に暮らすメリット・デメリットとは?

【メリット】

賃貸で暮らす主なメリットとしては、やはり引っ越しがしやすいという点でしょうか。資産のある方なら憧れの海外移住や田舎暮らしなど、夢やライフプランに応じて気軽に住まいを変えられるというメリットが挙げられますね。今まで子供がいたので都内の3LDKでも、これからは通勤がないので、都内でなくてもいいのであれば、部屋数も2LDKくらいなら、と思えば毎月の家賃は10万円以下で収まります。

また、賃貸の場合は「不動産」という財産が残らないので、ご夫婦お2人とも亡くなられた後、空き屋になるリスクが避けられることもメリットの1つ。。。かな。

 

【デメリット】

デメリットとしては、パートナーの方がお亡くなりになった場合、年金額が減額されてしまっても家賃の支払いは同じ場所に住んでいれば、今までと同じ額が必要となります。

高齢者の一人暮らしが賃貸を新しく借りる場合、受け入れてくれる場所が少ないかもですね。

 

いかがでしたでしょうか?

賃貸で住み続ける場合は、気楽に住まいを変えられる反面、「不動産」という財産をもたないという選択でもあるため、貯金や保険などで事前に備えておく必要があります。

ご自身の場合はどのように備えるのが最適なのか?を、ぜひファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみてはいかがでしょうか。

 

ついでに言っておきますが、私もFPなんです。念のため。