イングランド対フランス・・・すごかったねぇ
ところでお前のブログ、長いんだよ!とお叱りをいただきましたので、
今日はできるだけ短めに努めます。はい。
ところで金投資してる人なら知ってると思いますが
最近金価格の上昇が鈍ってますな。
金には利子が付きませんので、持っているだけでは株のように
増えないし(減ることもある)、債権のように利子がつかないし。
しかし資産ポートフォリには金を入れておいた方がいいと言われてます。
なぜか?
インフレに強いというか、ヘッジできるという側面があります。
今後資産価値が上昇し、金価格があがるという予測のため各国の中央銀行
(日本でいう日本銀行)が金の買い増しを続けるだろうと予測されている
からです。
今金価格が下がっているのは、原油を買う為、他の輸入品を買う為にも
に米ドルが必要だから金を売って米ドルを手に入れる必要があるのも要因
の一つです。(いくつかあるけどね)
現在各国貿易での支払いは米ドルで行われているからです。
なんで米ドル?って思いませんか?
現在、世界中のどの国も、石油を買うためには原則としてアメリカの「ドル」を
使わなければならないという仕組みになっているからです。
なぜこの仕組みができたのか?
1973年にアメリカとサウジアラビアの間で交わされた密約です。
当時、アメリカは自国の通貨(ドル)の価値を保つための新しい裏付けを探して
いました。そこでサウジアラビアに対し、「強力なアメリカ軍で国を保護・支援
する代わりに石油はドルでしか売らないようにしてほしい」と約束を取り付けま
した。 これにより、現代社会に不可欠な「石油」を手に入れるための唯一の鍵が
「ドル」となり、ドルの価値は強固なものになりました。
このドルとオイルの関係をペトロ(オイル)ダラー(米ドル)システムと言います。
ペトロダラーの仕組み(アメリカが強い理由)
このシステムは「ペトロダラー・リサイクル」と呼ばれ、アメリカに莫大な利益を
もたらしています。
・資源のない国(日本など):
石油を買うために、まずは自国の製品を売るなどして「ドル」を稼がなければな
りません。
・産油国: 石油を売って膨大な「ドル」を稼ぎます。
・アメリカ: 産油国が稼いだドルは、再びアメリカの国債や資産への投資という形
でアメリカに戻ってきます。
いま何が起きているのか?(ペトロダラーの危機)
現在、この「アメリカによるドルの支配」から抜け出そうとする動き(脱ドル化)
が起きています。
・逆らう国への制裁:
過去に、ドル以外の通貨で石油の取引をしようとした国(イラクのフセイン政権
やリビアのカダフィ政権など)は、アメリカによって排除されてきたという歴史
があります。ペトロダラーを維持する背景には、アメリカ軍の圧倒的な「軍事力」
があるという指摘もあります。
・新たな勢力の台頭:
現在、中国やロシア、インドなどのBRICS諸国を中心に、ドル以外の通貨で石油
などを取引する動きが始まっています。
日本への影響は?
もしこのペトロダラーというシステムが崩壊した場合、世界経済は大混乱に陥る
と言われています。特に日本は、石油などのエネルギーのほぼ100%、食料の約
6割を海外からの輸入(主にドル決済)に頼っているため、エネルギーや食料を
買う能力を失うほどの深刻なダメージを受けると懸念されています。
つまりペトロダラーとは、単なるお金の話ではなく、「誰が世界を支配し、どう
やって私たちの生活の基盤(エネルギーや食料)が成り立っているのか」を知る
ための非常に重要なキーワード。
アメリカとサウジアラビアの間で交わされた「密約」
密約の具体的な交換条件
1973年に交わされたこの合意の具体的な内容は、以下の交換条件によって
成り立っています。
・サウジアラビア側の義務:
石油を売る際は「米ドルのみ」を使用する。
・アメリカ側の義務:
見返りとしてサウジアラビアに対して「軍事的な保護と支援」を約束。
密約が世界とサウジアラビアにもたらしたもの
この地政学的な契約(密約)が結ばれて以来、世界中の国々はエネルギー源である
石油を買うために、常にドルを保有し続ける必要が生じました。 また、サウジアラ
ビアの王族などの湾岸諸国が非常に裕福である背景にも、実はアメリカ軍が石油を
守り、このシステムによって彼らの立場が強力に保護されているという側面がある
と指摘されています。
密約の現在
このサウジアラビアとの密約から約50年が経過していますが、現在そのシステムは
限界に達しつつあると言われています。正式な書面がないからこそ、もしアメリカ側
に中東(ペルシャ湾)の安全を維持する力がなくなったと証明されてしまえば、
この力関係は全て崩壊してしまう危うさを孕んでいます。
世界中のお金(ドル)が最終的にアメリカに吸い込まれ、アメリカを豊かにし続ける
という巨大な循環システムとなっています。
その具体的な仕組みは、大きく以下の3つのステップで成り立っています。
1. 資源を持たない国(日本など)がドルを集める 日本のように資源を持たない国
は、生活に欠かせない石油を買うために、まずは「ドル」を手に入れなければ
なりません。そのためには、自国の製品を世界に輸出してドルを稼ぐ必要があ
ります。
2. 産油国が膨大なドルを稼ぐ 産油国は、世界中から集まってきた国々に石油を売
り、その代金として膨大な「ドル」を受け取ります。
3. ドルがアメリカへ還流(リサイクル)する 産油国は、手に入れた莫大なドルを
ただ持っているだけでなく、それをアメリカの国債(借金)やアメリカの資産
に投資します。これにより、世界中にばらまかれたはずのドルが、再びアメリカ
の金融システムへと戻ってきます。これが「ペトロダラー・リサイクル」と呼ば
れる理由です。日本をはじめとする同盟国も、米国債の購入などを通じてこの
システムを支えています。
この仕組みがアメリカにもたらした「魔法」のような特権
このループが完成しているおかげで、アメリカは他国にはない圧倒的な特権を手に
入れています。
・借金し放題で経済成長できる:
世界中から投資という形でドルが戻ってくるため、アメリカ政府は際限なく借金
(国債発行)を重ねても、低い金利で経済の繁栄を謳歌することができます。
・紙幣を刷るだけで世界中の富が手に入る:
アメリカは自国の通貨(ドル)を刷るだけで、他国の資源や労働力を手に入れる
ことができます。
・巨大IT企業を生み出す資金源:
アメリカが「何もないところから莫大なお金をすり出す」ことで生み出された
資金は、ベンチャーキャピタルを通じて数多くのスタートアップ企業に
ばらまかれます
つまりペトロダラー・リサイクルとは、アメリカの30兆ドル規模とも言われる巨大経済
を根本で支え、過剰に膨らませている「魔法のシステム」と言えます。
アメリカが冷戦終結以降に関与してきた戦争や軍事介入の真の目的
「ペトロダラー(石油のドル決済システム)の覇権を守るため」であると指摘
されています。
アメリカの強大な経済力は「石油を買うためにはドルが必要である」という
ペトロダラーの仕組みの上に成り立っています。そのため、ペトロダラーへの
依存を減らそうと(脱ドル化)する国は、例外なくアメリカからの軍事的な圧力
や紛争の標的にされてきたという現実があります。
具体的な例として
・イラクのフセイン大統領:
イラク戦争の直前となる2000年に、石油の決済を米ドルからユーロに切り替
えると宣言し、ペトロダラーの合意を破ったことが標的にされた最大の理由と
されています。
・リビアのカダフィ大佐:
金(ゴールド)に裏付けられたアフリカ共通通貨「ディナール」を創設し、
ドルに頼らない新しい原油取引の枠組みを作ろうと計画していた矢先に排除
されました。
・ベネズエラのマドゥロ大統領やイランのハメネイ師:
中国やロシアなどと直接取引を望み、ドルを介さない独自の原油決済を行おう
としたため、アメリカから激しい制裁や攻撃の対象となっています。
まぁ、ここまで説明すると、今のイランとアメリカの争いの本当の姿が
見えてきますよね。
イランの核開発を恐れるイスラエル
ペトロダラーシステムを守りたいアメリカ
つまり、ペトロダラーというシステムは、世界最強のアメリカ軍という
「暴力(武力)」の裏付けによって強制的に維持されているのが実態です。
アメリカは自国のドル覇権を失えば国全体が破綻しかねないため、新しい基軸
通貨を作ろうとする国やドル決済から離脱しようとする国があれば、なりふり
構わず牙を剥いてきたというのが、これまでの戦争の背後にある構造的な真実
だと言えます。
表向きのニュースなどでは、アメリカは「自由と民主主義のため」「世界の安定
のため」あるいは「相手が悪の独裁者だから」戦っていると報道されます。
しかし、イデオロギーや道徳という名目の裏には、「誰がエネルギー(石油)を
供給し、誰がその代金(ドル)の決済を握っているのか」という、むき出しの
覇権争いが隠されています。
ペトロダラー体制(アメリカによるドルの支配)の崩壊が現実のものとなった
場合、日本は世界で最も深刻な打撃を受ける国の一つになると指摘されています。
具体的に日本にどのような危機が訪れるのか、
1. エネルギーと食料の「購入能力」の喪失
日本は石油や天然ガスのほぼ100%、食料の約6割を海外からの輸入に依存して
います。そして、現在のところこれらの支払いは主に「米ドル」で行われていま
す。 もしペトロダラー体制が崩壊してドルの価値や機能が失われ、日本がそれに
代わる決済手段(代替通貨など)を十分に用意できていなかった場合、日本は
そもそも「海外からエネルギーや食料を買う能力そのものを失う」という致命的
な事態に陥ります。
2. 国民生活へのダイレクトなダメージ(物価の異常な高騰)
システムが急激に失われた場合、世界中で金融の混乱とエネルギー価格の激しい
乱高下が発生します。日本の私たちの生活においても、あらゆる物の価格が上が
り続け、これまでの豊かな生活水準には戻れなくなるような、市民生活への甚大
な打撃が予想されています。
3. 日本の「安全保障」の根底が揺らぐ
ドルの価値を裏付けているのは「世界最強のアメリカ軍」です。そのため、ドル
の覇権が崩れるということは、米軍の影響力が低下することを意味し、戦後アメ
リカに依存して作られてきた日本の安全保障の基盤が根本から脅かされることに
なります。
さらに恐ろしい懸念として、「アメリカによる同盟国の切り捨て」が指摘されています。
日本などの同盟国は、駐留軍経費の支払いや米国債の購入を通じて、事実上
アメリカのボディガード代(ドルの支え)を負担してきました。
しかし、アメリカが関与する戦争に巻き込まれ続け、いざ本当にドルの経済崩壊と
いった危機が起きた際には、アメリカは「アメリカ・ファースト」に走り、真っ先
に日本などの同盟国を切り捨てるのではないかという強い不信感も語られています。
これらの備えが必要とされる一方で、日本が「ドル心中」のジレンマから完全に抜け
出すのが絶望的に難しいとされています。
・世界経済の根幹への依存:
ペトロダラーはすでに世界経済の根幹にあまりにも深く食い込んでおり、急に
失われれば金融の大混乱やエネルギー価格の乱高下は避けられません。
・安全保障と直結している:
日本の安全保障は「ドル=米軍」という裏付けに完全に依存しているため、
ドル決済から離脱するということは、日本を守る基盤そのものを脅かすことに
つながります。
日本が代替決済手段を確保できなかった場合
1. 確保できなかった場合の「致命的なリスク」
日本は石油や天然ガスのほぼ100%、食料の約6割を海外に依存しており、
現在は主に米ドルで決済を行っています。そのため、もしペトロダラーが
崩壊した際に、日本が代わりの決済手段を十分に確保できていなければ、
「エネルギーや食料を買う能力そのものを失う」と強く警告されています。
2. 世界で進む「代わりの決済手段」の構築
BRICS諸国の動き: ロシア、中国、インドなどの国々は、すでにドル以外
の通貨での決済(脱ドル化)を開始しており、ドルに依存しない新しい
基軸通貨を作ろうとしています。
特に中国は、ペトロダラーに代わる決済手段や、独自の衛星通信・AIプラット
フォームなどのインフラをセットにして他国に提供し、米ドルに依存しない新
しい経済圏を静かに広げています。
最大の契機となったのは、2022年のロシアによるウクライナ侵攻後、米国や
EUがロシアを「ドル決済網(SWIFT)から切り離す」という強力な金融制裁
を実施したことです。 この措置により、多くの国々(特に新興国)は、米国が
自国通貨(ドル)を地政学的支配のための「武器」として使ったと強い警戒感を
抱きました。
その結果、自国が将来アメリカと対立した際のリスクに備え、米国の政治的意向
や銀行の決済システムによって凍結・コントロールされることのない「無国籍通
貨・代替通貨」である金(ゴールド)へ資産を大移動させる動きが加速。
現在金価格の上昇は鈍っていますが、金は持っておくべきというという話で、
やっと最初に繋がったよ・・・と思うけど。
イラン・アメリカ(アメリカを利用したイスラエルも)戦争の行方が
ものすごく気になりませんか?
中国やロシアの動きも含め、目が話せませんな。