いやいや、世の中色々変わりますよねぇ。
世の中も変わるけれど、自分もな。
間も無く70歳になろうとしている現在、なんの病気もなくこのまま
行けるんじゃないかと何となく思っていました。
しかし、とうとうやってきました。
膀胱癌ですって。
変だなと思い近くのクリニックを受診、癌の可能性ありと言われ
翌日総合病院で内視鏡検査で見つかりました。
2週間後手術。3日で退院。
こうしてブログを書いている訳です。
日々それなりに平穏な日々が続いていると、それが永遠に続くと勘違いします。
家造りを考えている人、そろそろかなと思う人、何となく頭の隅で意識している人
様々だと思います。
家を買ったら今の生活が永遠に続くとは思いつつ、漠然とした不安もあるんじゃないですか?
住宅ローンとかね。
若い時には勢いがありますからね。
大変な事を聞かされても、乗り越えられる自信?があるように見えます。
若ければ「時間」が味方してくれますしね。
ところで今までに住宅を購入したに色々聞いた意見
そして、FPとして且つ住宅を買った、更に一級建築士としての私の意見
ちょっと比較してみましょうか?
既購入者
長い目で見たら自分の物になり子供に残せる(正しい)
人生設計がしやすい(正しい)
金利・地価に注意(正しい)
でも家賃と同じ金額で家が持てるって言葉に弱いですね。
まぁしかし、概ね正しいですね。
では、FP(私)はというと
子供に残せる。。。けれど実家の相続をしてくれます?
大体資産価値がその時にあると思います?
相続可能な場所に土地を買えます?土地が高騰してますけど。
どんどん人口減少が進む時代ですよ。
それに子供が独立した後、部屋が余ったらどうします。
高齢になった後、2階の子供部屋だったところは、大抵物置化している
ところ多いし、2階に上がるの大変ですよ。
固定資産税や建物の修繕費、火災保険や地震保険、団体信用生命保険とかね。
家賃と同じ返済額だとしても、それ以外のお金もかかるし。
賃貸と購入どっちが得かなんて話題がよく出ますが、比較自体全く意味ない。
人それぞれ。同じ人であっても、どこに住むか?何に住むか?によって
全く変わってしまいますからね。
あとよく話題になるのは、住宅ローン金利
変動がいいのか、固定がいいのか
変動と固定の違いすら分かってなくて、デベロッパーの言いなりで決めてる
人多いですよね。かく言う自分も30年前にはそんなこと知らなかったし
デベの言いなりでした。
住宅金融支援機構のフラット35の固定金利1.85%
ネット銀行だと0.6%〜、都市銀行だと1%近く、かな
変動金利で借りる人が70%以上らしいですね。
変動金利のメリットデメリットを十分理解しているならいいですけどね。
まぁ、考えましょうよ。
なんで住宅を買おうとしてるのか。
その準備できているのか?
様々な知識も、考えないといけない事、たくさんありますけど、
最初に考えないといけない事、一番大事なこと、それは
「自分自身を知る」ことじゃないかなって思うんですよね。
なぜ家を持とうと思ったんですか?
周りが買っているから?
子育てのため?
親と同居のため?
憧れ?
まずはそれを明らかにしましょうか。
何となくそろそろと考えて、分譲地・住宅展示場やマンションのモデルルームに
行くと、だんだん気分が高まってきて、あとは勢いで。。。
そんな人たくさん見てきました。
何となく覗いた分譲地なのに、その場で購入を決めた人もいました。
少なくとも家を買って、どんな暮らしがしたいんですか?
その暮らしを実現するために、何かを諦めなければならないとして
我慢できますか?
最長35年我慢するんですよ。
ペアローン。。。大丈夫?
夫婦の1/3が離婚する時代に?
奥さんが出産で会社を休む事になって、手取りが減ったら?
定常性バイアスってやつですかね?