まぼろしを越えて | 魂のよろこぶ生きかた

魂のよろこぶ生きかた

 やはぎのりか 矢作 典加 


わたしのことを わかってもらえないかもしれない
という恐れと
わたしのことを わかってほしい
という求める気持ち

もしかしたら
それさえまぼろし。

いつもいつも、ただ、わたしであることを
えらぶことができるだけ。

月はかけ

月はみちる。

願わくば伝わることを
言葉にのせて運ぶとき

言葉にすることもなく
通じるものを感じるとき

わかりあいたいという気持ちから
力がぬけて

ただ信頼することを
えらぶとき

月はかけ

つきはみちる。

お月さまは

いつもそこにある。

まんまるい月。