ある日の出来事 | 魂のよろこぶ生きかた

魂のよろこぶ生きかた

 やはぎのりか 矢作 典加 

今、目の前で起きている


事実は




ひとつだけれど




人が現実と受けとめる


それは


人の数だけあることを




知り


腑におち


日々の中でも


そのように受け止めることが


できたなら




感情にさざ波が


たつことは 少なくなってくるし




ゆれている さざ波を


見つめながら


手放してゆけることも多い。








先日


めずらしく




ゆれたさざ波が 


小さく


ゆれ続けていた。




さざ波は




家族にも影響を与えずには


いられない。




息子は


さざ波を感じたみたい。








でね。




歌ってくれた。




アメイジング・グレイスの


メロディーにのせて






『おかあさん おかあさん・・・・』




とくり返し。






言葉にならない。




言葉はいらない。








そして




言葉にせずにはいられない。




ある日の出来事。