幼子は、歩き方を知っていたのだろうか。
その中にその種を
すでに、もっていたのだろうか。
習い学んだのだろうか。
人生のある日
ある瞬間
そのことが可能になる。
そのことを知っていたのだろうか。
知っていたから
やり続けたのだろうか。
知らぬまま
続けずには、おれなかったのだろうか。
その瞬間はただ
訪れたのだろうか。
その瞬間は
呼び寄せたのだろうか。
必然というタイミングに。
やがて
歩く術は
感じることなく
意識することなく
当然となる。
あるきながら立ち止まり
立ち止まりながら
進んでいる。
そんなことさえ
あるかもしれない。
やはぎのりこ@魔法の杖
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