頑張っても報われない社会 | michiruの書斎Ⅱ

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「michiruの書斎」を書いていましたが記事が繋がらなくなりましたので、別に「michiruの書斎Ⅱ」を設けました。管理人は現在79歳になります。現在スライド映写機について、本をまとめています。

「 頑張っても報われない社会」とは、東大の上野千鶴子名誉教授が入学式で語ったことです。しかし、これは極論で、すべての人に当てはまるとは限りません。色々な要因があると思いますが、今後とも頑張って報われる人は居るでしょうし、そのための努力は必要です。
 しかし、これ以前に「頑張る」とか「報われる」とはどういうことか考えてみる必要があります。受験勉強とその合否は説明を要しないと思います。私は家裁調査官でしたが、仕事を頑張るという感覚はなく、与えられた仕事をひとつひとつ真摯にこなすだけでした。頑張って何か報われたいと思ったことはありません。報われるというのが昇進することなら、特に望みませんでした。それは、日々の仕事が充実していたからだと思いますが、多くの裁判官、医師,教師も同様だと思います。利益を上げることが主眼の企業や直接自身の成果が見えない職種においては、昇進を目的にして働いている人があるかもしれません。